宅配ボックス関連の注目銘柄
宅配ボックス関連銘柄が注目株として人気化、アルファCO(3434)は短期間で株価2倍となった。ヤマト運輸とアマゾンドットコムの配送サービス料金値上げ交渉が公になってから、再配達減少に向けて宅配ボックス、宅配ロッカー関連銘柄が株式市場の投資テーマとして話題になっている。
アルファCO(3434)
宅配ボックス関連銘柄としての出世株、マンションなど集合住宅向けに宅配ボックスIEBシリーズを販売。株価は2月上旬に1100円台だったが株価上昇に弾みがついて3月9日には2238円まで値上がり、わずか短期間1か月余りでアルファ株価は2倍に値上がりした。
同社は1964年に日本で初めてコインロッカーの製造販売を始めて以来、現在では電子マネー対応ロッカーなど民間から官公庁、空港や駅構内など幅広い分野で使われている。集合住宅向けにはスマートキー、キーレス錠、宅配ボックスを手掛けている。
グローリー(6457)
グローリーといえば硬貨識別機、紙幣識別機で国内5割のシェア、カジノ関連銘柄としても日本金銭機械(6418)ともに話題になる企業だ。グローリーは駅などに設置する手荷物一時預かり用の「LTSシリーズ」とは異なり、宅配商品を受け取る目的の専用ロッカー「LEBシリーズ」を新たに開発して3月から発売開始する。
同社では宅配商品受け取りロッカーは駅、スーパーマーケットなどへの設置が広がりつつあり、今後も設置場所がさらに拡大することが予想されており新発売のLEBシリーズは代引き、着払いを可能にするために電子マネーによる支払い対応機能などがオプションでつけられている。
杉田エース(7635)
集合住宅・マンション向けにデリバリーボックス(宅配ボックス)を製造販売、価格表を見ると1箱5万円クラスを何箱も組み合わせて宅配商品受け取りロッカーを組み立てる。サンプルでは60万円程度の価格帯になる。
杉田エース株価は2月上旬に900円程度から同意づき、2月28日には高値1315円まで上昇した。大株主は創業者一族、投資信託の保有株は見られず外国人投資家の保有株比率も1.2%と低い。キャッシュリッチ企業でPBR0.7倍と万年割安株に放置されていたが、今回の宅配ボックスが見直しされる材料となっている。
神栄(3004)
グループ企業が宅配ボックスを製造、3月17日に2017年3月期の業績予想を上方修正、連結売上高460億円は修正せずも、営業利益6億5000万円から10億5000万円に従来計画比61.5%増、経常利益4億5000万円から8億5000万円に88.9%増、当期利益2億5000万円から4億円に従来予想比60%増と発表した。さらに会社創立130周年記念配当2円を実施して年間配当を5円とすることを発表しているので短期的な株価材料になりやすい。
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