トランプ大統領議会演説に注目
日本時間3月1日、午前11時ころから米国トランプ大統領の議会演説が予定されている。法人税減税期待などで米国株式市場は12日連続で過去最高値を更新、13日目に利益確定で下落となった。一方で日本株は日経平均株価が5日ぶりの反発となる米国株高の恩恵を享受できていない。
世界の投資家が注目する「トランプ大統領議会演説」について、内容次第では市場が失望する可能性もある。また今回は詳しい内容には触れず、表面的なものであるから株式市場の上昇は続くという見方も多く聞かれる。
外国為替関係者がよく読むJPモルガンのレポートでは、「トランプ大統領議会演説に関する10のポイント」が丁寧にまとめられていた。要点だけを抜粋して引用すると以下のようになる。
トランプ大統領議会演説に関する10のポイント
・移民政策、安全保障に演説時間が長いと市場は失望する可能性
・国防費を1割増額
・インフラ投資に「大きな発表をする」と明らかにしている
・連邦政府機関の予算を削減することで財政赤字は増えないと示唆
・予算削減の項目が強調されると市場が失望する可能性
・オバマケアの代替案を発表することになっているが
・法人税減税についてムニューシン財務長官が「まだ時間が必要」と発言
・法人税改革についての具体的な策は市場期待は後退していると思われる
・法人税改革の中核、国境調整について実現性が難しく難航している
・通商・為替問題は財務長官が中国に関する決定は4月為替報告書まで行わない
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