フルテック初値予想コンセンサスを大幅に上回る
きょう3月22日に東証二部市場へ新規上場したフルテック(6546)が午後12時42分に1230円で初値をつけた。公開価格600円の2.05倍という初値騰落率で、フルテック初値予想コンセンサスを大幅に上回る好パフォーマンスでスタートした。
同社は北海道を地盤とする自動ドア開閉機の施工、設置、保守メンテナンスを営み、1963年設立で社歴のある企業。幹事は野村證券で公開規模は7億7200万円と小型IPO案件。条件的には公開価格を大きく上回る要素があるのだが、IPOラッシュや業種、上場市場が初値予想を低めにする要因になっていた。
昨日と今日は、一風堂を運営する力の源ホールディングス(3561)、インターネットインフィニティ(6545)、マクロミル(3978)が新規株式公開しており、投資家の資金配分が分散するとみられていたので、大手IPO情報レポートではフルテック初値予想650円という低すぎる予想となっていた。
しかし地合いの強さと、今年のIPOパフォーマンスが高いことから、東証二部市場、業種が自動ドア開閉装置の嗜好設置という観点からIPO関係者の間では人気が高まりにくいと予想されていたが、想像以上に髙い初値形成となった。初値形成後の高値は1263円、安値は1180円となっており激しい売り買い交錯の状態となっている。
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