トヨタ、リチウムイオン電池関連に世界初の新技術、PHVやEV車に

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トヨタ自動車、電解液中のリチウムイオンの動き観察する手法開発

トヨタ自動車(7203)など自動車株がきょうも高い。トヨタは続伸し一時、前日比201円(3.05%)高の6789円まで買われている。ただ、現在は上げ幅を縮小している。東京時間に入りドル・円が一時、113円89銭までドル高・円安に振れ、業績拡大を期待した買いが継続している。

トヨタは24日付で、電解液中のリチウムイオンの挙動観察手法を世界で初めて開発したと発表した。発表によると、「この手法により、Liイオン電池の性能低下の原因の一つであるLiイオンの偏りをリアルタイムで観察することができ、プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の航続距離や電池寿命といった電池の性能・耐久性向上に不可欠な研究・開発指針が得られると考えている」としている。

こうしたトヨタの発表もあってか、きょうは完成車メーカの中でも電気自動車(EV)に重点を置く銘柄が高い。日産自動車(7201)は一時、53円(5.0%)高の1104.5円まで買われている。日産自は足元で、2日に発売した小型車、「ノートe-POWER」が好調のようだ。「ノートe-POWER」は、エンジンは発電するだけで駆動はすべて電気モーターで行うシリーズハイブリッドといわれるシステムを採用。充電や航続距離に対する心配がないことから人気化しているという。このほか、急ピッチの円安進行にもかかわらず出遅れていた三菱自動車(7211)が急伸。一時、48円(9.2%)高の568円まで買われている。

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