日経平均見通し2万円超えのトレンド発生
【三菱UFJ】
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では日経平均見通しを4月~6月に21000円から23000円を試す可能性を指摘。今年の前半は強い展開が期待できるとしてベストシナリオは6月に23000円の高値をつけることだそうだ。一目均衡表の対等数値から変化日は2月27日・28日、19615円を抜くと20012円を試しに行くトレンドが発生する。
【みずほ】
見通しでは、この時期の日本株のアンダーパフォームは例年の季節性で、日本株の相対的な割安感に注目した外国人投資家から買いが入る可能性があると指摘。2017年度は2ケタ増益が期待でき、最近のブリヂストンや楽天などのような大きな自社株買い発表が4~5月の決算発表時に増えるとの見方で、2017年に自社株買いが約6兆円に増えて、企業が日銀ETF購入と並ぶ買い手になると予想。日経平均は4月までに20000円超に上昇し、夏場にかけては欧州政治情勢や米中経済摩擦などを背景に調整、年末にかけて衆議院選挙や米国の財政刺激の効果などを背景に21000円超に上昇すると試算しています。
【SMBC日興】
テクニカルでは、日経平均は3段目の上昇波動へ移行したとみているものの、当面の反騰局面は19594円で頭打ちとなり、3月中旬頃まで調整が継続すると指摘。昨年春以降、調整が続いた東証マザーズ指数はボトムアウト、小型株市場は上昇基調が継続するとみて、独歩高が続いた米国株式は近くいったんピークアウトすると解説。ドル円は、110.7円か108.3円までで短期的な下値固めを終えて、上昇を再開すると予想しています。
【野村】
テクニカルでは、日経平均は14年12月以降の局面に倣えば3月に上放れる可能性が高いと指摘。昨日で1月5日から35営業日経過していることから保ち合いを放れる時期は近いと考え、1月5日から44営業日後の3月9日近辺では保ち合いを抜ける可能性があると予想。その後、14年12月以降の例と同様に9.4%上昇する場合、1月5日高値19615円から9.4%上昇の21458円処が上値のメドになると試算しています。
【みずほ】
日経平均のテクニカルでは、NYダウの21000ドル超が上値抵抗線になりやすいため、日経平均の上値は限定的で19800円が上値めどになりやすいと指摘。今週後半から2月末頃にかけて戻り高値を形成しそうなことから、年初来高値に接近する19500円超では戻り売りスタンスが有効と考え、2月末までは25日線最初の下値支持線になると解説。2月末以降はNYダウやドル円が下落する可能性が高いとみて、3月10日のSQ頃に18500円前後で安値を形成すると予想しています。
【SMBC日興】
3月の見通しでは、第3四半期決算は総じて堅調な内容だったと評価。世界景気加速が現状とみて、昨年末以降の株式市場の上昇は(トランプ大統領の政策期待だけでなく)こうした側面から説明することも可能と解説。中長期的な視点からは、急速に進みつつある「働き方改革」の動向も重要と考え、働き方改革によって、労働生産性が企業業績の「優勝劣敗」を形成するファクターになると想定。個別では、日揮、三越伊勢丹HD、住友化学、三菱電機、デンソー、バンダイナムコ、東京エレク、リログループ、SCSKを3月のターゲットリストに新規採用しています。
【TIW】
国内調査機関による見通しでは、第3四半期決算発表で確認された堅調な企業業績を踏まえれば、日本株の上昇には物足りなさが残るものの、「きっかけ待ちの状態」と指摘。3月の米FOMCでの利上げの可能性は極めて低いとしながらも、雇用統計で賃金上昇ペースの回復が確認されれば利上げは早まるとの見方が優勢で、来年度を視野に置けば日本株の割安感は顕著と解説。日経平均妥当レンジ18700~20200円を継続しています。
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