SBI証券アナリストレポート
化学セクターのレポートでは、各社新型コロナウイルス対策製品の開発を急いでいると指摘。日本の化学メーカーは、高い技術力と製品開発力で新型コロナウイルスに対しても有効な製品開発を加速、医療製品関連としては異例の数カ月単位のスピードで開発を加速させると解説。
デンカは、「アビガン」原料の「マロン酸ジエチル」の生産を開始、同社はマロン酸ジエチルおよびその原料であるモノクロル酢酸を国内で唯一生産し、国内での一貫供給体制構築は新型コロナウイルス感染拡大防止に大きく寄与するとみて、帝人は厚生労働省健康局結核感染症課より要請を受け、治療薬検討に資するべく吸入ステロイド喘息治療薬の供給体制を確保していることに着目。
ダイセルはDNAワクチンと配列検査試薬の開発を進め、東洋紡は最短60分以内で新型コロナウイルスの抽出と検出・測定が可能な検出キットを開発、東ソーは核酸を増幅検出する「TRC法」を用いた新型コロナウイルス検出試薬の開発を進め、帝人の医療用ガウン、旭化成の医療用ガウン&米子会社の人工呼吸器25倍増産に注目しています。
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