ストラテジックキャピタル投資先の淺沼組株価がストップ高

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淺沼組が増配発表260円配当から363円配当へ

淺沼組株価

関西地盤の中堅ゼネコン淺沼組株価が値幅制限上限のストップ高となった、11月19日の東京株式市場で東証一部値上がり率ランキング5位に淺沼組がランクイン。

淺沼組株価は前日比700円高の5,630円まで値上がりして年初来高値はおろか上場来高値を更新記録した。株価上昇する理由として前日に2022年3月期末配当金を前回予想260円から363円へ増配を発表したことがきっかけとなった。

モノ言う株主ストラテジックキャピタル

株式市場で淺沼組株価が注目されたのは増配だけではなかった、モノ言う株主、アクティビストとして知られる 株式会社ストラテジックキャピタルの投資先企業として淺沼組があったからだ。

ストラテジックキャピタルが提出した大量保有報告書によると、2021年11月10日受付分で、淺沼組株式を922,900株保有している。発行済み株式の11.42%も保有する大株主だ。しかも従来保有株式比率10.30%→11.42%に保有株式比率を引き上げたばかりで、ストラテジックキャピタルは淺沼組株式を継続して買い増ししていたことがわかる。

ストラテジックキャピタルが提出した大量保有報告書には、淺沼組株式を直近で買付した株数が詳細に報告されている。11月4日に4,000株、11月5日に34,000株、11月8日に52,800株を市場内で買付している。

株価値上がりによる利益を求めて株式投資をしているストラテジックキャピタルは、資産運用の面からも将来株価上昇が見込める企業価値と比べて現在の株価が割安に放置されている銘柄を選んで株式投資をしている。

淺沼組は将来株価が値上がりするだろうと予想しての投資判断を、プロの投資ファンドが資産運用の銘柄選びに淺沼組を投資対象としている点は、他の投資家にも情報として伝わりちょうちん買い(追随買い)に波及する可能性もあるという。

ストラテジックキャピタル現在の投資銘柄

極東貿易(8093)
文化シャッター(5930)
有沢製作所(5208)
世紀東急工業(1898)
ワキタ(8125)
淺沼組(1852)
極東開発工業(7226)
タチエス(7239)
日本証券金融(8511)




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