そーせい、ファイザー共同開発が50%しか実行されない弱気シナリオ

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そーせい、ファイザーやアラガンと新薬開発プロジェクト

3月7日にSMBC日興証券とクレディスイス証券がアナリストレポートを発行、そーせいグループの目標株価を引き下げたことが投資家の間で注目されている。SMBC日興証券は目標株価23000円から19000円に引き下げ、投資評価「1」を継続した。クレディスイス証券は目標株価19700円から15900円に引き下げ、レーティング「ニュートラル」継続と発表している。

SMBC日興証券アナリストレポートによると、「アラガンに導出したムスカリン受容体拮抗薬の治験が遅れる見込み、COPD治療薬のピーク時売上予想を約20%下方修正」とポイントを2点指摘している。現在の株価から上昇余地は45%あるとしているが、ニュアンス的にはあまりポジティブな内容が記載されていないレポートになっている。




強気シナリオ19200円、弱気シナリオ13000円

クレディスイス証券はアナリストによる業績予想を下方修正、そーせいはファイザー、アラガンなど世界大手製薬会社との新薬開発に取り組んでいるが、開発の遅れがマイルストーン収入を来期にずれ込んだ為に会社計画も業績下方修正している。

売上予想の下方修正する要因を4つのポイントをクレディスイスは詳しく解析している。ファイザーと10種の標的について共同研究開発が6割しか実行しないリスクを織り込み、事業が安定するまで配当金は今後5年間も払わないと予想しているという。その他の3つの要因は省略するが、そーせいグループ目標株価はファイザーとの共同研究プロジェクト数が何件実行されるかが大きく左右するとみているようだ。

そーせい株価弱気シナリオ
そーせいグループ一目均衡表チャート引用:SBI証券

そーせいグループ(4565)株価が下げ止まるか関心が高まるチャートになってきた。3月9日のザラバ安値が12480円まであり、2月13日の安値12400円を辛うじて割り込まずに反発。チャート的にはダブル底を形成して底値確認となるか、再び下値模索になるかが注目される。

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シナリオ 理論株価(円) 新規共同開発プロジェクト数 ファイザーとの提携実行率
強気シナリオ 19,200 毎年2件 80%
基本シナリオ 15,900 2年に3件 60%
弱気シナリオ 13,000 毎年1件 50%

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