円安関連銘柄、ドル円相場予想変更で業績上方修正タイミング注目株

日本写真印刷ドル円予想変更 三菱UFJモルガン・スタンレー

円安恩恵銘柄、為替変動で利益上方修正

3月決算シーズンを前にして証券アナリストは業績上方修正をしそうな銘柄をスクリーニングしている。2016年為替予想を円高・ドル安と見通しをたてる企業が多かった、中間期には円高による業績下方修正が相次ぎ、企業は為替前提を1ドル100円に変更することが多かった。しかしトランプラリーで急激なドル高・円安になったことで業績上方修正する企業が続出するとみられている。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は為替反応度の高い企業で、1ドル=100円前提を時価水準1ドル=115円に訂正することで利益面にインパクトがある企業の目標株価変更を発表している。トリケミカル研究所は1円の円安で営業利益が300万円~500万円も増益になる、フェローテックは1円の円安で1億5000万円の増益、スタンレー電気は1円の変動で1億4000万円の営業増益、日本写真印刷は1円の円安で5億5000万円~6億円の増益要因になる。

業績見通しの為替想定レートは「1ドル=100円」が多く、15円の円安で日本写真印刷なら6億円X15円=80億円の増益が想定される。ただフィルムセンサの価格低下がある分、増益幅が圧縮されるだろうが「円安関連銘柄」として市場は注目するだろう。

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ドル円予想レートを1ドル115円に変更で目標株価変更

レーティング 旧目標株価 新目標株価
4369 トリケミカル研究所 Buy 3000 2900
4626 太陽ホールディングス Buy 4820 5450
6516 山洋電気 Buy 1090 1280
6641 日新電機 Hold 1310 1470
6750 エレコム Hold 2580 2380
6871 日本マイクロニクス Hold 1090 940
6890 フェローテック Buy 1650 1880
6905 コーセル Hold 1090 1180
6923 スタンレー電気 Hold 2310 2780
7729 東京精密 Buy 2800 4700
7915 日本写真印刷 Buy 3280 3920
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レーティングは三菱UFJモルガン・スタンレー証券




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