シェアリングエコノミーとは
節約時代の象徴ともいえるシェアリングサービス、サービスやモノ、空間などをインターネット上のプラットフォームを仲介して共有、個人間の貸し借りサービスを行う経済活動。いまカーシェアリング、民泊、ライドオンシェア、シェアハウスなどで急成長している見逃せない分野だ。
国内大手証券ではシェアリングエコノミー市場は更に拡大していくと予想しており、世界規模では2013年150億ドルから2025年には3350億ドル規模へシェアリングエコノミー市場規模が急拡大すると予想されている。こうした経済効果が大きければ大きいほど、株式投資の観点からはチャンス銘柄が増えてくる。
ライドシェアとは
世界中でシェアリングエコノミーが流行、2017年8月15日から中国の自転車シェアリングサービス会社大手モバイク(Mobike)が日本でもサービス開始したと大きく報じられた。ライドシェア大手ではUber(ウーバー)、Lyft(リフト)がタクシーのような乗車サービスを運営するライドシェアサービス、日本国内では「白タク」に抵触するためにサービス開始されていないが、世界中のあらゆる国で成長している企業だ。
今回、中国の自転車シェアリングサービスが日本上陸とニュースになったが、自転車の乗り捨てや放置自転車マナーなど問題点は残る。ウォールストリート・ジャーナル日本版が報じている記事で「中国のシェア自転車、急増で「悲惨な運命」は、シェア自転車のひどい扱いが目に余り、中国の良心的な人たちが慈善活動を開始したと報じている。
東京都では以前から「東京都自転車シェアリング広域実験」を実施している。民間企業でもセブンイレブン、NTTドコモなどでも自転車シェアリングサービスを開始していた。このサービスは30分150円からとなっており、千代田区、中央区、港区、江東区、新宿区、文京区の都内6区にあるポートで貸出と返却ができるようになっている。
民泊とは
ホテル業、旅館業とは違って個人が所有するマンション、アパート、一軒家など遊休不動産を短期貸で旅行者に有料提供するサービス。不動産所有者オーナーは民泊仲介サイトに登録して集客をするのが一般的だ。民泊仲介サイト大手Airbnb(エアービーアンドビー)は、非上場企業ながら世界192カ国でサービス運営している。Airbnbは非上場企業でも時価総額が1000億円超の「ユニコーン」と言われる部類で、日本ではメルカリが国内唯一のユニコーン企業と言われている。
民泊関連銘柄で注目されるのはインベスターズクラウド(1435)やシノケングループ(8909)など個人投資家に人気の高い銘柄で株価パフォーマンスも良い。テレビコマーシャル「頭金0円から出来るアパート経営」と広告宣伝効果が業績に反映してきている成長企業と株式市場関係者の間でも注目株に採りあげられることが多い。
参考東京都自転車シェアリング広域実験30分150円から
参考セブンイレブン自転車シェアリングサービス開始
参考中国のシェア自転車、急増で「悲惨な運命」
参考サラリーマン投資家注目株ランキング
大手証券会社が注目するシェアリングエコノミー関連株
2432 | DeNA | カーシェアリングサービス、空駐車場「アキッパ」に資本出資 |
2484 | 夢の街創造委員会 | 出前サイト「出前館」を運営、デリバリー外食産業にサービス提供 |
3479 | ティーケーピー | 貸会議室大手、ビル空き室など遊休不動産を会議室に改装して提供 |
3900 | クラウドワークス | クラウドソーシング事業を運営、企業と人材のマッチングサイト |
4666 | パーク24 | 無人駐車場コインパーキング大手、レンタカー、カーシェアリングサービス提供 |
4755 | 楽天 | 民泊事業で中国トップ企業と提携、駐車場シェアリングも開始 |
8840 | 大京 | 民泊事業参入、空家を買取、改装して宿泊者を受け入れる |
9735 | セコム | 民泊事業開始するオーナー、管理会社へ警備、消防、保険サービス開始 |
9984 | ソフトバンクグループ | 自転車シェアリング事業開始、ライドシェア中国最大手の滴滴出行へ50億ドル出資 |
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