ホテル関連銘柄、外国人宿泊需要が43か月ぶり減少で警戒感

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旅行統計調査7月と8月、インバウンド需要にピークアウト

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10月7日、観光庁が旅行統計調査7月第2次速報、8月第1次速報を発表した。「外国人述べ宿泊者数は7月は前年同月比が8.9%増で、平成25年2月以降42か月連続プラスだったが、8月は前年同月比1.8%減となった。という内容を公表している。

インバウンド需要で業績を伸ばしてきた株式セクターには、外国人観光客による爆買いがピークアウト陰りを見せ、外国人宿泊需要が43か月ぶりに減少したことはホテル事業にネガティブ材料となろう。

阪急百貨店、阪神百貨店が経営統合したエイチ・ツー・オー リテイリング(8242)はセブン&アイ(3382)と資本提携にて小売業界の流れが変わる兆し、高島屋(8233)は2017年2月期の業績予想を下方修正しており百貨店の売り上げ減少が目立っている。

既にインバウンド需要で株価上昇した銘柄は調整済みであり、決算内容からはコスメティック、化粧品関連は引き続き強さを感じるが、百貨店など高額商品を対面販売している業種に業績下方修正が予想される。一方で越境EC関連株は新たな業種として成長してきている。

外国人宿泊需要がマイナスに転じたことは、投資家にホテル・宿泊関連株の買い手控えを連想させよう、西武HD(9024)、帝国ホテル(9708)、藤田観光(9722)、京都ホテル(9723)、ロイヤルホテル(9713)などには先回りの動きを見せる投資家が出てくる可能性がありそうだ。

観光庁 観光統計資料
http://www.mlit.go.jp/common/001148317.pdf

ホテル事業インバウンド関連銘柄

株価(10/11) レーティング
9708 帝国ホテル 2085  野村證券
9695 鴨川グランドホテル 319
9723 京都ホテル 775
9713 ロイヤルホテル 194
9720 ホテル ニューグランド 2951
6097 日本ビューホテル 1333  いちよし
9024 西武ホールディングス 1744  モルガン
9704 アゴーラ・ホスピタリティー・グループ 34
9722 藤田観光 345  三菱UFJ
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