2019年8月ドル円相場予想1ドル＝104円へ下値レンジを下方修正

海外投機家筋による円ショートの整理は一巡

2019年7月末の米国FOMCで米国金利0.25％利下げが決定されてから、外国為替市場ではドル安、ポンド安、消去法から円高となっている。FOMC後に円高となると予想されてたが、一時的にドル円相場は1ドル＝109円台までドル高となった翌日以降1ドル＝105円台へと急激なドル安・円高となった。

国際銀行業務を行う三菱UFJフィナンシャル・グループでは、「海外投機家筋による円ショートの整理は一巡、円ロングの拡大余地が限られる中、実需絡みのフローは拮抗。米国による対中関税第4弾は想定外。今後12カ月間の想定レンジ下限を1ドル＝104円00銭に下方修正」とレポートを発行した。

レポーとでは、「ただ仮に1ドル＝105円割れがあっても下値余地は限られ、滞空時間も短そうなため、買い下がりを検討」としている。