鳥貴族アメリカに3店舗出店、日本国内1,000店舗の計画

鳥貴族売上高96億円、2024年7月期第１四半期決算

居酒屋「鳥貴族」が主力の鳥貴族ホールディングス(3193)株価は、好決算発表が好感されて12月11日ストップ高まで株価が値上がりした。この日の鳥貴族ホールディングス株価は前日比501円高の3,335円、出来高1,031万株に急増して大商い。

その後も業績の裏付けファンダメンタルズを意識して、投資家から株買いが継続しており2023年大納会の株価は3,430円の高値があって3,390円で年内の取引を終えた。

2023年11月末時点で鳥貴族の店舗数は日本国内630店、関西、東海、関東地方の三大都市圏をはじめ、2023年11月は金沢市に北陸地方初の出店した。2023年12月12日に東北地方初の出店を仙台市に開業、鳥貴族仙台国分町店がオープンした。

鳥貴族ホールディングスが攻めの出店戦略に転換した、大倉忠司社長が日本経済新聞社の取材で「2030年までに国内1,000店舗にしたい」とインタビューで答えたと注目されている。

いちよし経済研究所（いちよし証券）企業レポート2023年12月27日付けでは、「居酒屋需要の回復などを考慮して2024年7月期営業利益見通しを前回予想に対して引き上げる」と題名でアナリストレポートがリリースされた。

アナリストはフェアバリュー（目標株価）を3,600円から3,800円へ引き上げ、レーティング（投資格付け）をB継続している。フェアバリュー引き上げの根拠は、居酒屋需要の回復から2024年7月期の営業利益見通しを引き上げたことが理由と説明している。

2024年7月期中にアメリカに出店する、2023年4月に設立された米国子会社のCEOは力の源ホールディングス（一風堂）の元代表取締役が就任している。カルフォルニア州ロサンゼルスを中心に出店できるよう進めている。