タカタが買い戻しに急伸、4~9月期は上ブレ着地、米州、アジアの増益が貢献
7日の東京市場でタカタ(7312)が急伸している。前週末比35円(10.4%)高の372円まで買われ、東証1部の値上がり率ランキングでベストテン入り。きょうは、FBIがクリントン氏の不起訴維持と伝わり買い戻しが急増。TOPIX33業種中、29業種が上昇している。タカタの場合、米子会社について、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請する方向で調整していると伝えられ、4日に急落した。きょうは同日引け後に発表した決算で17年3月期中間期(4~9月)連結決算が利益面で上ブレ着地となったことが明らかになり、買い戻しに急伸している。
4~9月期の最終損益は従来予想の65億円の黒字から182億7500万円の黒字(前年同期は55億7700万円の赤字)へ上振れしての着地となった。主に米州、アジアの増益が貢献した。米国子会社の一部を売却したことによる特別利益等が寄与し、純利益は大幅に押し上げられた。4~9月期の業績を踏まえ、通期では営業利益と純利益を上方修正した。
きょうは、前週末に下方修正が嫌気されて急落したダイセル(4202)も急伸している。
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