世界大手が東芝を売り始めた
世界大手の資産運用会社ブラックロック日本法人の、ブラックロック・ジャパンが保有する東芝株を大量に売っていたことがわかった。2017年8月4日に提出された5%ルール大量保有報告書で内容が明らかになった。保有株比率は5.17%から3.86%に減少、今後の売却同行は既に5%以下の保有なので公開されないで売り抜くと思われるので、まだ1億6360万株の売り圧力が市場に残っているという東芝株見通しになる。
5%ルール大量保有報告書 東芝(6502)-ブラックロック・ジャパン(処分売り)
平成29年8月4日受付
発行会社:東芝(6502)
提出者:ブラックロック・ジャパン
共同保有者
(1)ブラックロック・ジャパン株式会社
(2)ブラックロック・ファンド・マネジャーズ・リミテッド(BlackRock Fund Managers Limited)
(3)ブラックロック・ライフ・リミテッド(BlackRock Life Limited)
(4)ブラックロック・アセット・マネジメント・アイルランド・リミテッド(BlackRock Asset Management Ireland Limited)
(5)ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ(BlackRock Fund Advisors)
(6)ブラックロック・インスティテューショナル・トラスト・カンパニー、エヌ.エイ.(BlackRock Institutional Trust Company, N.A.)
(7)ブラックロック・インベストメント・マネジメント(ユーケー)リミテッド(BlackRock Investment Management (UK) Limited)
163,607,226株 5.17%→3.86%
保有目的:純投資(投資一任契約に基づく顧客の資産運用および投資信託約款に基づく資産運用目的)
http://stockholder.top/archives/sell-toshiba-blackrock.html
不正会計処理、巨額のれん代、米国ウェスチングハウスの減損、業績好調な半導体事業を分離売却、東芝メモリなど、経営再建中の東芝(6502)は2016年12月に問題が発覚、巨額損失に不正会計、決算発表延期とネガティブ材料から、東芝上場廃止まで織り込んだ株価にまで売られる場面があった。
12月に475円してた東芝株価は、2か月後に178円まで急落、連日テレビ・マスコミは東芝上場廃止、東芝倒産との勢いで報道してた時期があった。
東芝株価急落する最中に、海外投資ファンドが東芝株を大量取得して大株主に名前が挙がり、「投資家は大手運用会社が東芝株を買うのだから、東芝上場廃止にならない、東芝は倒産しない」という買い安心材料になった。2月に株価200円割れとなった東芝株は、6月には344円まで上昇した。
8月1日から東芝は東証一部から東証二部へ降格、上場指定替えとなった。今後は「エフィッシモ・キャピタル、東芝筆頭株主に発行済株式の8%超取得(2017/3/24)」ブラックロックに続き、エフィッシモキャピタルマネジメントも東芝株を売却するかが注目点となろう。
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