レオス・キャピタルワークス、ゲンキー株式を売却処分
福井県が地盤のドラッグストアー、ゲンキー(2772)が東証一部市場の値下がり率ランキング2位となって大幅安。ゲンキー株価は前日比610円安(9.74%安)の5650円と大幅安、24日引け後には業績上方修正と増配を発表。通常であれば株価に好材料で株価上昇となりやすいが、材料出尽くしで売られるきっかけとなってしまった。
会社側の発表資料によると、2017年6月期連結売上高予想は860億円で変わらず、営業利益28.6億円から33.1億円に増額修正、経常利益30.7億円予想から35.2億円に増額修正、当期利益20.2億円から23.35億円にそれぞれ増額修正。年間配当は30円予想から40円配当に10円増配と発表した。
一方で著名ファンドがゲンキー株式を売却していることも材料視された。11月22日受付の5%ルール大量保有報告書によると、レオス・キャピタルワークスは従来から保有するゲンキー株式を発行済み株数比率の5.02%→3.50%へ減少。市場で売却処分していることがわかったことで、ファンド売りが多くの投資家に投資判断のヒントを与えてしまったという見方もあったようだ。
5%ルール大量保有報告書 ゲンキー(2772)-レオス・キャピタルワークス
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