日本郵船(9101)SMBC日興証券が目標株価引き上げ
海運大手3社の株価が日経平均株価、TOPIXをアンダーパフォームしている。日本郵船、商船三井、川崎汽船の株価は冴えない展開が長く続いているが、海外投資家やファンド筋などは大量買いしている傾向が見える。
SMBC日興証券は5月30日付けで、日本郵船(9101)目標株価を2300円→2500円へ引き上げ、投資評価「2 ニュートラル」を継続している。
アナリストは2019年3月期の経常利益予想は240億円→410億円に上昇修正、ドライバルク市況が2017年から2018年にかけて回復したことを織り込んだ、海運3社の中で日本郵船はスポット船の保有数が多いために収益改善幅が相対的に大きいと予想していると解説。
証券関係者の間では、旧村上ファンド系の株式会社オフィスサポートが日本郵船株式を5.64%保有している点、東芝の筆頭株主になったことで話題になったシンガポール籍のエフィッシモキャピタルマネージメントが川崎汽船(9107)の38.43%を保有、商船三井株式をシンガポール籍のイーストスプリング・インベストメンツが8.29%取得していることが注目されている。
【目次】
はじめに――なぜ私は投資家になったか
第1章 何のための上場か
・・・官僚として見た上場企業の姿/コーポレート・ガバナンスの研究 ほか
第2章 投資家と経営者とコーポレート・ガバナンス
・・・私の投資術/累積投票制度を導入せよ――東芝の大きな過ち ほか
第3章 東京スタイルでプロキシーファイトに挑む
・・・決戦の株主総会 ほか
第4章 ニッポン放送とフジテレビ
・・・私が見たライブドア対フジテレビ ほか
第5章 阪神鉄道大再編計画
・・・西武鉄道改革の夢――堤義明氏との対話/阪神タイガース上場プラン――星野仙一氏発言の衝撃
第6章 IT企業への投資――ベンチャーの経営者たち
・・・楽天――三木谷浩史氏の積極的なM&A/ライブドア――既得権益に猛然と挑んだ堀江貴文氏 ほか
第7章 日本の問題点――投資家の視点から
・・・日本の株式市場が陥った悪循環 ほか
第8章 日本への提言
・・・コーポレート・ガバナンスの浸透に向けて/世界一の借金大国からの脱却 ほか
第9章 失意からの十年
・・・東日本大震災について/フィンテックへの投資 ほか
参考大量保有報告書 日本郵船(9101)-株式会社オフィスサポート(保有株増)
参考大量保有報告書 川崎汽船(9107)-エフィッシモキャピタルマネージメント
参考大量保有報告書 商船三井(9104)-イーストスプリング・インベストメンツ
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