任天堂とポケモンGO、アナリストが評価する業績と株価の関係
任天堂株価見通し「初押しは買い」か、まだ早いか?
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任天堂 7/26終値 2万3590円 +370円
昨日はストップ安まで売り込まれた任天堂(7974)が反発した、東証一部市場の売買代金トップ。一般的に株式の世界では「初押しは買い」という相場格言がある、投資家はいまの任天堂株は「初押しは買い」のタイミングなのか、「まだ早い?」なのか動向を睨んでいる状況だろうか。
メリルリンチ証券が任天堂のレーティングを「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を2万200円から4万5500円に引き上げたことが市場関係者の間で話題となった。
アナリストはポケモンGOが大ヒットしたことが、今後リリースされる新作スマホアプリゲームの利益貢献を業績に織り込んでいないと指摘。複数のアナリストレポートを読むとポケモンGOがヒットしても、持ち分法適用会社とナイアンテックの運営開発なので任天堂の利益はインパクトが小さいので、株価は上がり過ぎという意見が多い。
任天堂NY株式市場のADR株価
しかし、秋には新作ゲームを配信開始する予定もあり、任天堂が保有するキャラクターを生かしたゲームを開発すれば大ヒットする可能性が感じられる。銀行系大手のレポートでは、この1銘柄で7000億円を超える史上最高の売買代金は、ITバブル時代に株価1万2500円だったソフトバンク(9984)が19万8000円にまで上がり、ヤフー株が1億円、富士通が5000円となった時に類似性があるという。
IT関連というだけで株価があがった銘柄はその後、悲惨な株価まで売られる。「本物」しか残らなかったということで、〇〇関連として本業に関係なく上がった銘柄ほど後が怖いことを歴史が証明している。
今月末には Pokemon GO Plus も発売される、1銘柄で売買代金が7000億円というのは如何にスゴイかというと、韓国株式市場の売買代金3220億円、台湾株式市場が3131億円、ロンドン株式市場が6766億円、ニューヨーク株式市場2兆4109億円と比較するとわかると思う。
日本の機関投資家、個人投資家だけではこれだけの売買代金に達することは不可能。必ず任天堂株が動いた背景には外国人投資家やヘッジファンドの大きなマネーが動いたことがわかる。彼らが動かした大きな資金はたった2週間で終わる相場なのかどうか?それを考えれば自ずと答えが出てくるではないだろうか。
–任天堂 各社レーティング&目標株価 一覧表—
レーティング | 目標株価 | 日付 | |||
メリルリンチ | 中立 | 買い | 20200 | 45500 | 7月25日 |
JPモルガン | Overweight | Overweight | 20000 | 20000 | 7月25日 |
三菱UFJ | Overweight | Overweight | 27800 | 40300 | 7月20日 |
ドイツ証券 | Buy | Hold | 23600 | 30000 | 7月19日 |
UBS証券 | Sell | Sell | 15000 | 15000 | 7月19日 |
みずほ証券 | 買い | 買い | 22500 | 31000 | 7月15日 |
岩井コスモ | B | A | 16500 | 26000 | 7月14日 |
カリヨン証券 | 売り | 売り | 13000 | 13000 | 7月13日 |
SMBC日興 | 3 | 3 | 14500 | 14500 | 7月12日 |
野村證券 | ニュートラル | ニュートラル | 15200 | 15200 | 7月11日 |
SMBC日興 | テクニカル分析で31300円処、場合によっては44000円処への上昇も | 7月13日 | |||
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