グレイステクノロジー初値は公開価格1.5倍を意識
12月21日、東証マザーズ市場にグレイステクノロジー(6541)が新規上場する。「e-manual」というクラウド型サービスを展開しており、投資家の好みの業種であることから人気を集め高い初値パフォーマンスと予想される。
IPO関係者によると、グレイステクノロジー初値予想は公開価格の1.5倍水準である4650円からオーバーシュートする可能性とみられている。クラウド上で全てのマニュアルを管理する総合管理として「品質向上と大幅なコスト削減」が売りになっており、マニュアル企画、編集などがインターネット上で完結できるシステム。
売上比率はファナック(6954)向けが多いことも好材料、業績予想は2017年3月期売上高が前期比37%増、経常利益125%増と買い安心材料になる。業種と業績見通し、公開規模が8億7000万円というスモールサイズなことで初値は好パフォーマンスとなろう。
ただ、12月21日はIPOが同社を含めて3件あり、セグエグループ(3968)、イノベーション(3970)へ資金が向かってしまい、グレイステクノロジーに資金が一点集中しないことが気がかり材料ではある。
主幹事証券は東海東京証券、公募15万3600株、売出し9万株、オーバーアロットメント3万6500株、ベンチャーキャピタルのロックアップ解除は公開価格の1.5倍となっている。
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