グラウカス・リサーチ・グループ日本市場で強烈デビュー
2016年7月に日本上陸、グラウカス・リサーチ・グループが伊藤忠商事を「強い売り推奨」としてレポートをリリース。強烈なマーケットインパクトを与えてにhンデビューとなった。レポートは7月26日終値1262円の伊藤忠株価を目標株価631円と、時価の約半分という目標値で話題となった。
チャート引用:ヤフーファイナンス
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Glaucus Research Group (グラウカス・リサーチ・グループ)とは、企業の不正を調査・発見して空売りする手法が有名な米投資ファンド。投資手法は空売りでリターンを最低50%の株価下落が見込める銘柄を狙うという。
グラウカス・リサーチ・グループは、2015年に不正会計にてCEOと16人のうち8人が引責辞任した東芝(6502)が特設注意市場銘柄指定され、東証は上場廃止の可能性にあることを示した例を挙げてレポートはスタートする。
レポートによると、「伊藤忠商事はコロンビア炭鉱に対する出資持分の価値が著しく低下していたにもかかわらず、不適切な区分変更によって、1531億円相当の減損損失の認識を意図的に回避し、2015年3月期の当期純利益を過大報告したと考えている。」と不正会計疑惑を指摘している。
グラウカスは東芝と同規模のスキャンダルを引き起こすと考え、現在の株価を50%以上下回る631円と評価すると紹介しており、マーケットは企業決算シーズンで敏感なタイミングで衝撃的なレポートに反応して伊藤忠株が大幅安となった。
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