欧州関連銘柄一覧、投資家に役立つ株価上昇目的の欧州売上高比率の高い日本企業

欧州関連銘柄一覧 Market News
欧州関連銘柄一覧

欧州関連銘柄一覧・欧州売上比率の高い日本企業

コード 銘柄 業種 時価総額(億円) 欧州売上高比率
3405 クラレ 化学 5,825 26.20%
4507 塩野義製薬 医薬品 23,822 43.40%
4516 日本新薬 医薬品 3,140 26.30%
4902 コニカミノルタ 電気機器 2,495 29.30%
6457 グローリー 機械 1,674 27.70%
6586 マキタ 機械 11,957 45.60%
6869 シスメックス 電気機器 16,748 27.10%
7309 シマノ 輸送用機器 20,524 41.80%
7751 キヤノン 電気機器 60,033 26.60%
7936 アシックス その他製造 13,862 26.50%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券レポートより2024年3月末集計で欧州売上高比率の高い日本企業一覧、欧州売上高比率が25%以上の銘柄、欧州関連銘柄一覧を筆者が作成。

欧州利下げは欧州関連銘柄に投資チャンス

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が作成した日本株ウィークリー、マーケット分析の中に「欧州利下げ開始後の日本株を考える」にて証券アナリストが欧州利下げと日本株、特に欧州売上高比率の高い欧州関連銘柄がポジティブと見解を示した。

既に欧州株は最高値を更新しており株式市場環境は良好、欧州株上昇の要因は利下げを先取りする形でバリュエーションにストレッチしたことが大きいと株価上昇の説明をしている。

利下げ後に欧州景況感が改善すれば欧州関連銘柄にポジティブで、欧州関連銘柄の株価パフォーマンスはユーロ圏の景況感と連動する傾向があるという。

ユーロ圏景況感と連動する欧州関連銘柄パフォーマンス

ユーロ圏景況感と連動
三菱UFJモルガン・スタンレー証券のレポートによると、欧州関連銘柄のパフォーマンスはユーロ圏の景況感と連動する傾向があると説明している。
利下げによってユーロ圏の景況感が改善すれば、日本株でも欧州関連銘柄のパフォーマンスが向上することから欧州売上比率の高い日本企業の欧州関連株一覧が投資家の注目銘柄として話題になりそうだ。

利下げによる景況感改善

金融市場関係者によると欧州金融市場は2024年末までに約3回程度の利下げを見込んでいる、株式市場関係者の見通しでは、欧州関連銘柄にとって欧州利下げは好影響の材料。

金融市場関係者の予想が外れスイス中央銀行が利下げに踏み切ったことが大きな話題となり、投資家の投資する原動力となっている模様。スイス中央銀行の利下げ決定からも、ECB(欧州中央銀行)メンバーが近い将来の利下げを意識する発言が出ており、ECBが欧州利下げの準備をしているとの見方が出来る。

利下げによる景況感改善とは、中央銀行が政策金利を引き下げることで経済の活性化や企業は低金利で資金調達できることから設備投資など、投資意欲が向上する、投資を促すことを指します。主な具体例は下記の4つのようなメカニズムが考えられています。

低金利による借入コストの低減

金融政策利下げには、企業や個人の借入金利が低下する。借入金利低下は新規投資や消費が促進され景気が活性化する期待があります。

資産価格の上昇

低金利環境になると株式市場や不動産市場などの資産価格(資産価値)が上昇する傾向があります。金利よりも利回りの高い金融商品や不動産投資が活発になる主な理由です。投資リターンが富裕層の資産価値が増加し、消費支出が刺激されます。

通貨安による輸出の促進

円安は輸出企業の株価が上昇、業績が良くなると投資家が注目するように、自国通貨の金利低下は輸出企業の競争力が向上し輸出が増加します。

信用環境の改善

低金利は企業の信用状況を改善させ、融資条件審査が容易になることがあります。低金利は借入コストの低下と、借入審査・融資審査が容易になることで借りやすい環境になり企業の投資活動が活発化します。

利下げと株式投資タイミング

金融政策は政策金利をコントロールすることにより景気刺激すると言われている。景気回復→金利上昇→金利低下→景気回復の循環サイクルの経済理論で、利下げは経済全体の活性化を図るための政策手段として使われ景況感の改善に寄与する要因となります。

円高ユーロ安リスク

三菱UFJモルガン・スタンレー証券予想は、ECB利下げ開始後は円高ユーロ安の為替リスクを意識する為替変動を予想している。日本銀行とECB(欧州中央銀行)の対応は正反対に動いている。ECBが利下げに踏み切る兆しがある中、日銀は3月にマイナス金利解除の方向に金融政策の舵取りをしている。

為替市場関係者によると、急激な円高ユーロ安は想定しづらいが、FX投資家は今後のユーロ円の為替変動リスクとして認識しておくべきだという。

ユーロ安と日本株投資のメリット

欧州関連株メリット

欧州関連株メリット

円高ユーロリスクが日本株に与える影響とは、メリットとデメリットを4つ挙げました。ユーロ安になり円高になった場合、投資家は日本株市場で欧州関連株投資の銘柄選びに役立つ投資の考え方情報です。

欧州関連銘柄の株価メリット・デメリット

  1. 欧州関連銘柄投資メリット
    • 輸入業種・輸入企業の好影響: 円高は自国通貨価値の上昇が海外からの輸入商品が割安になります。日本は輸入品が多いので原油、大豆、トウモロコシなどの輸入食糧、輸入家具、紙・パルプ、輸入木材などの輸入業種は円高メリットを享受できる可能性が高くなる。
    • 海外旅行関連: 記録的な円安になっている現在ですが、円高は海外旅行の費用が割安に感じられるようになります。海外旅行に強い旅行会社や航空会社の国際便はビジネスチャンスとみられる。
  2. 欧州関連銘柄投資デメリット
    • 輸出業種の悪影響: 円安により海外から日本製品が割安に感じられるため、日本の輸出企業は円安を好み業績にも大きな変動がある。為替市場が極度な円高になると、輸出企業の競争力が低下し海外輸出が減少する可能性がある。
    • 企業収益への影響: 外国での売上が円高要因で減少すると、日本企業の収益に悪影響を及ぼす可能性があり、輸出比率が多い上場企業の株価が下がる可能性がある。

まとめ

円高は輸入業種にとっては好影響与え、輸出業種の企業収益には悪影響を与える可能性があるため、一長一短ですが株式投資判断には必要な情報です。

欧州利下げが実施される場合、欧州関連銘柄は好影響を受け株価上昇する可能性があります。そのため先回り買いをする投資家の動きが欧州売上比率が高い日本企業を物色する可能性があります。

欧州関連株のパフォーマンスはユーロ圏の景況感と連動する傾向があることから、投資家の注目を集めて今後の株価動向に注目です。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が作成した主な欧州関連銘柄は、クラレ、塩野義製薬、日本新薬、コニカミノルタ、グローリー、マキタ、シマノ、シスメックス、キヤノン、アシックスを参考銘柄に紹介している。

コメント

タイトルとURLをコピーしました