きょうマザーズに新規上場のAWSホールディングス(3937)が、公開価格2490円と同水準で買い気配スタートし、順調に気配値を切り上げで結局値つかずとなった。最終気配値は公開価格の2.3倍となる5730円。
同社は、フィリピン子会社によるソフトウエア開発サービスを提供するほか、国内の傘下企業では医療情報システム商品の開発・販売を手掛ける。公募11万株のほか、オーバーアロットメントによる売り出し1万6500株を実施した。会社側がきょうの寄り付き前に発表した、17年3月期の連結営業利益は前期比40.0%増の2億7100万円の見通し。市場からの吸収金額が3億円余りと少なく、需給妙味によるところが大きかったようだ。
また、マザーズに新規上場のストライク(6196)が公開価格3440円と同水準で買い気配スタートし、順調に気配値を切り上げ、結局値つかずとなった。最終気配値は公開価格の2.3倍の水準となる7920円。
同社は、M&A(合併・買収)の仲介業務を手掛ける。公募16万6000株、売り出し6万1500株のほか、オーバーアロットメントによる売り出し3万4100株を実施した。会社側がきょうの寄り付き前に発表した、16年8月期の非連結営業利益は、前期比12.6%増の6億1400万円の見通し。市場で人気の高い業態で、買いを集めたようだ。
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