衝撃的な目標株価300円、時価ダウンサイド85%とレポート
外資系投資ファンドによる日本株の空売り戦略が始まっている。8月16日、東京株式市場ではCYBERDYNE(7779)が急落、活動的・短期売り方であるシトロン・リサーチ(Citron Research)が目標株価300円とレポートをリリースしたことが株価急落のきっかけとなった。
最近ではグラウカス・リサーチ。グループが伊藤忠商事(8001)の会計について指摘、投資家に「強い売り推奨」というアナリストレポートをリリースして伊藤忠株が急落したことが話題になったばかり。グラウカスは時価1200円する伊藤忠の目標株価を630円としたことで、時価から大きなかい離があることで注目された。
Citron Research(シトロン・リサーチ)は日本国内であまり馴染みの無い名前だが、「レポートでは16年の経験を踏まえ」とあるので歴史はあるようだ。同社のレポートで、サイバーダインの業績推移が低い事や、競合他社に比べて研究開発費が少ない、ロボットスーツHALの知的財産の特許は筑波大学が所有しており、サイバーダインは知的財産の基礎的となる特許さえも取得していない、米国FDA申請から20か月経過してもまだ承認されていないと指摘。
競合他社はFDA申請からFDA承認を得ていると指摘、ReWalkは申請から承認まで3.5か月、Ekso Bionicsは2.5か月で承認を得ているのに対してサイバーダインは20か月経過してもFDA承認が得られていないという。
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Citron Reseachレポート、CYBERDYNE目標株価300円
Perker Hannifin(パーカー・ハネフィン)
シトロンリサーチのレポートでは比較同業他社として、パーカー・ハネフィン社を例に挙げている。外骨格分野でサイバーダインより市場に進んでいる同社は、サイバーダインより1800倍の収益を有し、4倍の時価総額を持つ企業として比較を紹介している。この企業は控え目の業績予想を出しているようだ。
またロボットならソフトバンク(9984)を提案とも記されている、「ペッパー」は発売時に何千台も完売している実績を褒めている
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