日本株パフォーマンス「日経平均<TOPIX」
米国株が過去最高値を更新する一方で、日本株はパフォーマンスが低く日経平均株価は軟調な展開が続く。その理由は4月以降、日銀がETF買付をTOPIX型に変更したのも理由が挙げられる。投資家は日経平均よりもTOPIX型を買う動きが強い。
日経平均構成銘柄の中で、日経平均指数寄与度の高いファーストリテイリングとソフトバンクグループ株価がよくなく 下に引っ張っているのも原因として大きい。
TOPIXと同じ動きをしているのがNYダウ、FOMC後の金利混乱を通り過ぎて高値を更新していた、ナスダックは米国金利低下で指数が上昇している。
米国金利が世界の投資に影響を与えており、バイデン大統領就任後は巨額の財政支出によって経済加速で金利が上昇する動きが3月くらいまで進んだ、7月まではワクチン接種が上昇の材料となった。
6月中旬以降、FOMCを過ぎてから金利が徐々に低下、長期債が低下、短期債が上昇した。米国ではインフレ加速、長期債を持ってると金利があがるので「長期債売り・短期債買い」の機関投資家の売買プログラムが走った。
その後、そこまで金利があがらない、米国景気がピークアウトになる、これから景気後退するとの見方が出てきて、今までと逆のトレードが始まり金利低下につながっている。
デルタ株と米国金利 + 原油価格
7月中旬からデルタ株にともなうコロナ新規感染者が増えてきており、ロックダウンで経済成長が止まるとしてリスクオフの動きが出た。
原油価格上昇が7月18日に開催されたOPEC 減産ベースとなる底上げすると報じられ、原油生産が十分な供給があるとみられ原油が下がっているのは、コロナ感染者が増えたことで、もういちど原油価格が緩むとの見方が高まったからだ。
資金調達が楽になるという理由から半導体株はグロース株として金利低下で買われてた。ところが2か月くらい半導体株はあまり動かなくなってきた、世界でデルタ株に伴う経済減速懸念を株価に織り込む形になってきている、最近ではデルタ株が増えているが重傷者が少ないということがわかってきたことで再び上値追いの展開となっている。
ダイワセレクション8月号解説動画
独自の成長力を有する銘柄
- テルモ(4543)
- 資生堂(4911)
- フジミインコーポレテッド(5384)
- UACJ(5741)
- 日立製作所(6501)
- 三井物産(8031)
- 東日本旅客鉄道(9020)
世界的な競争力を有する銘柄
- イビデン(4062)
- 信越化学工業(4063)
- 住友電気工業(5802)
- 安川電機(6506)
- 日本電産(6594)
- アドバンテスト(6857)
- トヨタ自動車(7203)
- 商船三井(9104)
内需好業績銘柄
- ライト工業(1926)
- アサヒグループホールディングス(2502)
- FOOD & LIFE COMPANIES(3563) 旧社名スシローグローバル
- 伊藤忠テクノソリューションズ(4739)
- サイバーエージェント(4751)
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