クロスフォー初値1051円、ＩＰＯ初値予想コンセンサスを上回る

クロスフォー初値予想は公開価格730円→900円

7月20日、ジャスダック市場に新規株式公開したクロスフォー(7810)が、午前10時23分に1051円で初値をつけた。ＩＰＯ投資情報関係者の間では、クロスフォー初値予想コンセンサスは900円だったが、公開価格730円を44％上回る初値となった。

クロスフォーは山梨県甲府市を本拠地とするジュエリー企画、製造販売を展開する。主幹事は、みずほ証券で公募150万株、新規上場による資金調達額が約12億6000万円とやや大きめサイズのＩＰＯ。

クロスフォーカット・デザインのダイヤモンドで知名度があるが、ジャスダック市場のＩＰＯは初値が静かな銘柄が多い点も特徴。ＩＴビジネスと違い、宝石・ジュエリー関連という業種も個人投資家に人気が高まりにくいものと推測されてた。

市場筋ではロックアップに関する解除条項が記載されていないことから、ベンチャーキャピタル保有株の売り圧力が上値を追いにくいという話が聞かれた。