SUBARU株価予想、アナリストが引き下げ
SUBARU(7270)が大幅安、5月9日に発表された2017年3月期決算発表をきっかけに株価急落となった。翌9日も売り先行スタート、158円安の3941円まで売り込まれている。
SUBARU株価急落の理由は2018年3月期の業績見通しが大幅にコンセンサスを下回った。市場コンセンサスは営業利益5385億円だったが、会社計画は4100億円と差が1285億円もあったことがネガティブ視されている。
また想定為替レートを1ドル=110円、1ユーロ=120円に設定された。株式市場関係者は5月10日にトヨタ自動車(7203)が発表する決算発表で為替予想をどの程度に設定するかが注目されている。
SUBARU決算発表評価は野村證券がリリースしたレポートによると、2017年3月期決算内容は会社計画線で着地、2018年3月期見通しは販売台数が保守的で、アナリスト予想はCrosstrekの日米での販売増が期待されることから、会社計画111万7000台を11000台上回ると予想している。
車種では低収益なインプレッサが増加、SUV新型車ASCENT(アセント)が販売開始時期の関係で収益寄与が限られる点も業績に反映されている。自動車サブプライムローンも話題に挙がるが、低金利ローン、リースプログラムは昨年6月以降不変、米国では2017年夏にCrosstrek、2018年春にAscent、2018年秋にForesterの新型車発売が続き、高収益・好財務で株主還元余力が強い企業と評価されレーティング「BUY」継続、目標株価5400円から4750円としている。
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