日本電産が反落、通期の利益予想を上方修正で材料出尽くし
日本電産(6594)が実に6営業日ぶりに反落。一時、前日比340円(3.1%)安の1万510円円まで売られている。24日引け後、17年3月期通期の連結利益予想を上方修正したものの、前日まで決算を期待した買いのほか、アナリストサイドからも好評価が相次いでおり、材料出尽くし感から売り優勢となっているようだ。
営業利益は1350億円から1400億円(前期比19.0%増)へ、純利益は1000億円から1050億円(同16.7%増)へ引き上げられた。第4四半期の想定平均為替レートは昨今の円安の進行を鑑み、ドル・円を100円から110円へ、ユーロ・円は110円から117円へ、それぞれ円安方向へ見直している。
併せて発表した17年3月期9カ月(16年4~12月)の連結決算は、売上高が8682億2800万円(前年同期比3.0%減)となったものの、営業利益は1061億9700万円(同17.6%増)となり、9カ月ベースの過去最高を更新した。同時に、発行済株式総数1.69%にあたる500万株、500億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。取得期間は27日から18年1月26日。
好業績期待から上場来高値まで買われ値上がりしてた安川電機(6506)も、24日の株価は決算発表後に好材料出尽くしとみられて利益確定売りが優勢となった。日本電産も同様に好材料出尽くしとなった反応になっている。
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