アダストリア国内既存店の前年同期比は2.5%増
グローバルワークなど多数ブランドを展開しているアダストリア(2685)が日足ローソク窓を開けて急反落。一時、前日比430円(12.9%)安の2900円まで売られている。12月29日引け後、2017年2月期9カ月(2016年3~11月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比1.4%増の1489億2500万円と増収となったものの、営業利益は同5.0%減の136億3200万円となり、失望売りが出ているようだ。
売上高は、相次ぐ台風などの天候不順による影響はあったものの、国内既存店の前年同期比は2.5%増、同社グループ全体の前年同期比は1.4%増と堅調に推移した。収益面では、晩夏から初秋にかけて値下げ率が拡大したものの、原価の低減が進んだ結果、売上総利益率は58.7%(前年同期比0.1ポイント増)となり、前年とほぼ同じ水準となった。
それでも、据え置かれた通期の連結営業利益は170億円(前期比6.2%増)の見通しで、進捗率が80.2%となっている。ことところの株価は高値でもみ合いとなっていたこともあり、利益確定目的の売りも出やすい局面。ただ、きょうの下げで直近の安値3055円を割り込んでいる。
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