ＵＴグループ続伸、人材派遣サービス拡大でレーティング新規「Ａ」

働き方改革関連銘柄（人材派遣サービス・転職・アウトソーシング）

ＵＴグループ(2146)が４日続伸、5月18日の日経平均株価が350円程度の急落、ロシアゲート疑惑、トランプ大統領弾劾発言など米国株急落の地合いで逆行高となって目立っている。

政府の掲げる働き方改革で恩恵を享受する人材派遣会社の株価に注目する投資家が多い、製造業を中心に人手不足解消問題は上場している人材派遣会社に業績拡大チャンス。

岩井コスモ証券はＵＴグループをレーティング新規「Ａ」、目標株価2000円でカバレッジ開始するレポートをリリースした。中期経営計画では今後４年間で営業利益2.4倍目標、目先では2018年3月期の営業利益が２割を超える増益、2017年3月期の営業利益34億円、2021年3月期は82億円目標。

業績好調なスマートフォン製造、車載用電子部品、自動車関連などへ人材ニーズが旺盛で人材派遣事業が拡大する。改正労働者派遣法、改正労働契約法など法改正が同社にとって追い風となる。

ＵＴグループ株価は年初来高値を更新して午前10時25分に前日比50円高の1659円まで上昇している。岩井コスモ証券の目標株価は2000円、市場関係者からは上値余地が大きいこと、為替に直接影響されない内需関連、法改正が根本的に強いトレンドになると注目されている。