佐川急便値上げ報道でファイズ、アルファなど物流関連株が値上がり

佐川急便IPO初値予想 Market News

ファイズ、アルファなど物流関連株が値上がり

ヤマト運輸とアマゾンが取引形態の見直しから始まり、佐川急便も大口顧客向けの運賃を引き上げる方針を決定したと報じられている。宅配便業界の事情から関連性のある企業に恩恵が受けるとされ宅配ボックス関連株、物流倉庫関連株が物色されている。

ファイズ(9325)は買い気配から始まり、前日比220円高の8000円ちょうどで寄り付き、620円高の8400円まで上昇して上場来高値を記録した。同社はアマゾンドットコムの物流倉庫を運営、ピッキングから梱包・配送まで一貫して請け負うサービスを提供している。

宅配便の大口顧客はECサイト、ネットショッピング成長で日本国内の宅配便個数が大きく伸びている。配送個口をまとめてとなれば物流倉庫管理にはIT化、スマート工場、スマート倉庫という様式になっていくのが想像される。

アルファCO(3434)は宅配ボックス製造メーカーで人気化、1月の株価は1100円台だったが高まる需要を背景に投資家の期待で4月6日には2325円の高値まで買われた。その後、業績下方修正を発表したために1765円まで株価下落する局面があったが、再び根強い買いから緩やかに上昇を続けている。

株価チャートはトレンドを確かめるように25日移動平均線を上回り、きょうは121円高の2175円まで上昇した。今後も佐川急便やヤマト運輸など宅配便業界のニュースが出るたびに買い手掛かり材料が続きそう。

ファイズ(9325)株価チャート
ファイズ株価チャート
アルファCO(3434)株価チャート
アルファ株価チャート

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佐川急便上場、SGホールディングスIPO

佐川急便IPO初値予想

佐川急便上場が株式市場関係者の間では静かに話題となっている。先日、日立物流が決算発表を行ったが、佐川急便との協業が進んでいることが伺われた。以前は日立物流と佐川急便が合併・経営統合するとみられていたが、市場関係者の間では、佐川急便上場は三菱UFJモルガン・スタンレー証券と大和証券を主幹事証券にして上場準備が進められているという。

佐川急便IPO(SGホールディングスIPO)は時価総額3000億円規模と言われており、話題性の高いIPO銘柄となるが、売出し株数や公開規模が大きく公開価格を大きく上回るIPOになるには難しいだろう。




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