日経平均株価見通し2017年6月相場騰落レシオと注目銘柄

トランプ相場いつまで 日本株投資戦略

日経平均株価見通し注目株

【東海東京証券】
日経平均株価見通しでは、昨日の東証1部騰落レシオが164.6%まで上昇したことを受け、騰落レシオは政策転換やそれまでのレンジ相場を上抜ける上昇局面などでオーバーシュートすることがあるものの、さすがに過熱感が意識されると指摘。騰落レシオが低下する初期の過程では小型株が優位になりやすいことから、目先は中小型株の集中・選別物色の展開が強まると解説。注目銘柄として、コメダ、ハピネット、山九、デジタルアーツ、日本M&Aセンター、第一稀元素化学などを紹介しています。

【SMBC日興証券】
ビジネスソフト・ITサービスセクターのレポートでは、日本企業は経済環境が以前よりも安定し、新しいIT活用手法の登場や働き方改革の必要性から、ITを用いた事業改革や生産性改善に取り組む動きが強まっていると指摘。それが株式市場に認識され始めていることや、セクター企業の業績が良好に推移していることから、セクター企業の株価評価の改善が始まっているとみて、今後も四半期決算の度に各社株価は上昇すると解説。個別では、NTTデータをトップピックに大塚商会、野村総研、SCSKも買い推奨しています。




【JPモルガン】
タイヤセクターのレポートでは、第2四半期にかけて原材料のマイナス影響が一旦ピークを迎えると指摘。タイヤの値上げや駆け込み需要の反動影響が収益を左右するとみて、米国市場では旺盛な需要から製品構成の良化が見込まれ、値上げの素地も他地域に比べると整っていると解説。米国市場での競争力、特に大型市場でのポジションから東洋ゴムをトップピックにブリヂストンも買い推奨しています。

【シティグループ】
ITサービスセクターのレポートでは、直近の株価急上昇のためセクターの2018年3月期予想ベースPERは22.4倍で割安ではないと指摘。それでも、前期実績は2ケタ営業増益、今期も1ケタ後半の増益を予想し、セクター投資判断を「弱気」から「中立」に引き上げ。EPS成長力や配当利回りに比べ割安な銘柄の選別投資を提案して、個別では、野村総研、SCSK、伊藤忠テクノ、日本オラクル、ソフトバンクテクノを買い推奨しています。

【クレディスイス】
地銀セクターのレポートでは、南都銀行が公募増資を発表したことを受け、低金利下で利ざやを稼ぐためにはリスクウェイトの高い債務者向け貸出を増やす必要があり、他の地銀でも資本の必要性が生じる可能性があると指摘。南都銀行の配当性向が10%台と低かったことも、経営陣が資本の必要性を意識していたことの表れと解説。今後、自己資本比率が低く配当性向の低い地銀の中から、増資する銀行が出る可能性があると予想しています。

【野村證券】
半導体セクターのレポートでは、半導体メーカーの投資意欲は依然として強いと指摘。不透明だった2017年後半についても、複数のロジックファウンドリ、メモリメーカーが大型投資を計画するなど先行きは明るいとの見方で、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置も装置メーカーから今後の受注はさらに盛り上がるとの見通しが示されていると解説。個別では、前工程以上に受注が盛り上がっていくと予想される後工程メーカーのアドバンテスト、ディスコ、東京精密への強気推奨を継続しています。

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