クレディスイスがバイオ株のバリュエーションを引き上げ
【野村證券】
造船・プラント・産業機械セクターのレポートでは、2018年には原油価格や穀物市況、船価動向など外部要因改善や、買収事業とのシナジー、構造改革による収益性改善などの取り組みに注目したいと指摘。原油価格の回復に加え穀物などのコモディティ市況や船価に底打ち感が見られるとして、プラント業界では緩やかな受注回復が見込まれ、LNGプラントでも投資決定が動き始める可能性もあると解説。注目銘柄として、住友重機、三井造船、川崎重工を紹介しています。
【クレディスイス】
バイオセクターのレポートでは、1月から製薬業界のM&A活動が活発化、バイオ株のバリュエーションを引き上げたと指摘。米国の法人減税により大手製薬企業のキャッシュフローが増加することが予想され、これまで割高とみられたバイオベンチャーの買収に踏み切ることが可能となったことが大きいとして、減税効果によって米国中心にM&Aは継続、日本のバイオベンチャーとの提携や買収へつながる可能性もあると解説。2018年はバイオ銘柄の選好が強まるとみて、ペプチドリームをトップピックに、そーせい>メディシノバの順で推奨しています。
【みずほ証券】
日経平均株価のテクニカルでは、ドル円が110円を下回ってから為替の影響が再び強まっていると指摘。海外投資家は円高局面では米国指数が上昇していても日本株を買い手控え売り越す傾向とみて、3月9日SQまでは22500円から24500円のレンジで乱高下し、23000円割れは押し目買い、24000円超は戻り売りの水準になると解説。18年は1月から3月は押し目買い、3月末は23500円前後、4月から6月は25000円前後まで上昇、7月から9月以降は15~20%程度の大幅調整と予想しています。
【野村證券】
電子部品セクターのレポートでは、10~12月期業績は、FA・ロボット、白物家電、車載向けの売上増が7~9 月期に比べやや加速、iPhoneXの生産本格化に伴いスマホ向け売上が増加したと指摘。日本企業の世界シェアが高いMLCCが、やや深刻な品薄になったとみて、製品ミックスも継続的に改善、MLCC業界は収益性改善局面に入った可能性が高いと解説。個別では、TDKと太陽誘電の業績予想&目標株価を引き上げています。
【JPモルガン】
銀行セクターのレポートでは、目先6ヵ月は春闘等の結果を受けて、邦銀のダウンサイドリスクを心配すべき局面ではないと指摘。第3四半期累計の最終利益の進捗率(会社予想比)は、三井住友FGと三菱UFJで90%前後、みずほFGで80%程度、その他大手行では75%程度と予想して、地銀では、千葉銀行と静岡銀行で80%後半、その他では75~80%程度と試算。前年比では、三井住友FGと三菱UFJが増益、地銀は前年の利益が低かった静岡銀行とふくおかFGで大幅増益、その他も増益になると予想しています。
【SMBC日興】
電線セクターのレポートでは、第3四半期決算は数字面でサプライズがなく、通期業績は会社計画線で推移していると推定。光関連製品では、市場が堅調な中国の光ファイバー製品が多いフジクラが堅調、古河電工の光部品は在庫調整が継続している可能性があり、明暗を分けそうと解説。2018 年の注目点は米国の光関連市場の成長とみて、米国に光ファイバー製造拠点のある古河電工の業績モメンタム再加速に注目。業種格付け「中立」と古河電工の買いを継続しています。
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