半導体関連株に注目、3D NAND、AI(人工知能)、IoT関連に幅広い
世界の株式市場で半導体関連株が上昇している、特に東芝(6502)が得意とする「3D NAND」は需給ひっ迫となっており、SCREEN(7735)、東京エレクトロン(8035)の株価上昇は、めまぐるしい勢いだ。
東芝は2015年9月15日から不適切な会計処理問題で特設注意市場に指定されたために、機関投資家などが保有株組み入れから外したはず。そして現在の業績回復力と、特設注意市場を解除され東証一部市場に正常に戻された場合は、今まで保有できなかった機関投資家から買い需要が発生する。
2011年に福島原発問題で東京電力株価が暴落した、その後、機関投資家は社内ルールにより保有株を損失覚悟で売却したところが多い。それから指数組み入れなどイベントがあると、インデックス運用から機関投資家は組み入れせざるを得ない。東京電力株が大商いで大幅高したのは記憶に新しいことだろう。
さて、SMBC日興証券から「今からでも遅くない半導体関連銘柄」というレポートが発行された。レポートで紹介されているのは10銘柄で、「前工程:日立国際、ニコン、スクリーン、東京エレクトロン」。「後工程:ディスコ、新川、TOWA、アドバンテスト、東京精密」が紹介され、最後に3D NANDの東芝が記載されている。
半導体はAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット(Internet of Things : IoT))、自動運転など需要が高まるばかりか、新興国向けへの需要も高まっている。同証券では将来への業績を織り込み切れていない、今が投資タイミングと言えると紹介しています。
今からでも遅くない半導体関連銘柄 大手証券注目株10
コード | 銘柄 | 投資評価 | |
6756 | 日立国際電気 | 前工程 | モルガン |
7731 | ニコン | 三菱UFJ | |
7735 | SCREEN | UBS証券 | |
8035 | 東京エレクトロン | ゴールドマン | |
6146 | ディスコ | 後工程 | ドイツ証券 |
6274 | 新川 | メリルリンチ | |
6315 | TOWA | 岩井コスモ証券 | |
6857 | アドバンテスト | クレディスイス証券 | |
7729 | 東京精密 | SMBC日興証券 | |
6502 | 東芝 | UBS証券 | |
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