スシロー初値予想、公開価格が仮条件の下限で決定は投資家が慎重姿勢

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スシローグローバルホールディングス初値予想

スシローグローバルホールディングス初値予想

回転寿司「スシロー」の運営会社、スシローグローバルホールディングス(3563)が、3月30日に東証一部市場へ8年ぶりに再上場する。2017年の大型IPOで上場時の時価総額は988億円、知名度の高さで話題となるがIPO初値予想では低パフォーマンス。

東京証券取引所は3月21日にスシロー公開価格を発表した、再上場案件として投資家の需要は慎重で仮条件3600円~3900円の下限となる3600円で公開価格が決定した。これはブックビルディング後のIPO申し込みで人気が低かった事を意味指す。

普通、新規公開株は仮条件の上限で公開価格が決定するのが一般的、公開価格が仮条件の下限で決定したことは、スシローグローバルHD初値予想が公開価格を下回る可能性が強いことが想定される重要な指標となる。

公開価格が仮条件の上限で決定しなかった最近の例では、3月22日に再上場したマクロミル(3978)で、同社は仮条件1900円~2100円のところ、公開価格は1950円で決定した。

マクロミル初値は1867円で公開価格1950円を4.3%下回る結果となった。上場2日目には1640円まで下落して安値を形成、上場から5営業日経過した現在でも一度も公開価格1950円を達成できずに株価は低迷している。

スシローの場合はマクロミルよりも厳しい初値予想と上場後の株価低迷が予想される。公開規模が760億円と巨額で、しかも投資ファンドの保有株を売却して投資資金の回収という「出口上場」という印象の悪さ、需給での重さは投資家も再上場案件で投資ファンドの売りが多いことに学習能力がついている。

スシロー初値予想は公開価格3600円を割り込む可能性が大きいと構えた方が良さそう、よしんば株価が上昇しても高値つかみになる可能性があり、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険など話題性こそ高かったが初値天井、上場から1年4か月経過するが未だに上場時の株価を回復できていない。

LINE、JR九州も上場時の高値へ戻るのに数か月も時間を要した、こうした背景を考えればスシローセカンダリー投資も慎重姿勢な投資家が多いと聞かれる。




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