リネットジャパン初値予想、ＩＰＯ人気で好スタートな初値を予想する

東証マザーズ市場に１２月２０日、リネットジャパン(3556)が新規上場する。本、ＤＶＤなどを買い取りサービス、リユース商品の販売をＷＥＢでする「ＮＥＴＯＦＦ（ネットオフ）」で有名な企業だ。

リネットジャパン初値予想は公開価格１８３０円を大幅に上回る物と予想されている。ＩＰＯ関係者によれば、公開規模がスモールであること、ベンチャーキャピタルのロックアップ解除による売りが公開価格の１．５倍以上であること、株式市場が良好で投資家の関心が高いという話が聞かれた。

ＮＥＴＯＦＦ、ＲｅＮｅｔなど運営するＷＥＢサイトのグループ会員数は２４２万人、リユース商品登録は１４００万点を超え、ブランド＆総合買取商品は１２万点を超える規模。買い取り事業も宅配サービスを使い、ユーザーが店舗に足を運ばばなくても済むという利便性のサービスを展開している。

仮条件１６９０円～１８３０円の上限で公開価格は決定しており、上場前のブックビルディングは順調だった模様。公募１３万株、売出し１２万株、オーバーアロットメント３７５００株、公開規模５億３０００万円とサイズが小さいことも品薄感を感じさせるＩＰＯ案件であり、ベンチャーキャピタル保有株のロックアップ解除が公開価格の１．５倍２７４５円から可能と考えると、リネットジャパン初値予想は２７４５円～３３００円と幅を持ちたい。

セカンダリー投資は、仮に初値低調なスタートとなった場合に利益確定目途を３０００円近辺でできるような株価であれば積極的に可能であろう。

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