大和証券が続落、自社株買い発表も9カ月決算の減収減益を嫌気
大和証券グループ本社(8601)が続落。前日比12.9円(1.8%)安の720円まで売られている。1月30日引け後に発表した2017年3月期9カ月(2016年4~12月)の連結決算は、営業収益が4501億7500万円(前年同期比10.5%減)、純利益は817億800万円(同14.5%減)となり、嫌気されている。
ただ、ホールセール部門では、第3四半期にエクイティトレーディングが回復し、FICCも堅調に推移した。グローバル・インベストメント・バンキングでも、大型IPO案件や海外M&A案件の積み上げで増収増益に貢献した。
併せて、発行済株式総数の1.59%にあたる2700万株、200億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。取得期間は2月10日から4月25日。株式需給の改善を期待した買いで、株価は下げ渋っている。
きょう確認されているレーティング情報では、モルガンスタンレー証券が目標株価を680円→760円、野村證券が目標株価680円→830円へ2証券会社ともに引き上げている。割安株バリュー投資に定評の高いハリス・アソシエイツは12月26日に提出した大量保有報告書で保有株比率10.51%→9.50%へ減少させている、ブラックロックジャパンは10月20日付けで保有株比率5.06%→6.27%へ買い増しをしていることが確認されている。
レーティング情報
【モルガンスタンレー】
・大和証券(8601) 目標株価680円→760円
【野村證券】
・大和証券(8601) 目標株価680円→830円
ハリス・アソシエイツ、ブラックロックジャパン
参考5%ルール大量保有報告書-大和証券グループ本社
参考5%ルール大量保有報告書 東芝(6502)-ブラックロック・ジャパン(大量取得)
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