中国塗料を村上ファンド系が発行済み株数の5.20%を取得

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中国塗料株価が約3年ぶりの水準へ上昇

中国塗料

塗料業界3位の中国塗料株価が1100円の節目を上回った。日本株全体が株高という傾向もあるが、同社株が1100円台を回復するのは2015年3月以来の約3年ぶりとなる。

みずほ証券アナリストレポートでは、2月19日付けで投資判断は「アンダーパフォーム」、目標株価830円→900円と引き上げたが評価は低い。それなのに株高は解せないところだが、村上ファンド率いる村上世彰氏の長女である野村絢氏が大量保有報告書を提出したことが注目されている。

マーケット関係者によると、2月15日受付の大量保有報告書で、提出者は株式会社オフィスサポート、共同保有者に 野村絢氏が連名で中国塗料株を3,594,200株取得、発行済み株式の5.20%ということが判明した。

村上世彰氏の最新著書「生涯投資家」を読んだが、村上氏の投資哲学は割安株を買って投資すること。会社の資産価値に対して株価が割安であることが重要視されている。初めて買った銘柄がサッポロビールだったこと、後にファンドを設立して放送局株、鉄道株などに投資していった例は多くの投資家にも新しい記憶だろう。

中国塗料はPBR0.97倍、会社解散価値よりも株価が低い、利益剰余金は498億円に対して有利子負債は204億円、差し引きすれば実質無借金経営と財務内容が良好。キャッシュフローは現金等が284億円もあり、業績次第で株主還元策として増配や自社株買いが期待できる条件が揃っている。

参考5%ルール大量保有報告書 中国塗料(4617)-オフィスサポート(大量取得)
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エフィッシモキャピタルが東芝筆頭株主に 2006年にライブドア事件、村上ファンド事件(ライブドア粉飾決算、ニッポン放送株式TOB、村上ファンドのインサイダー事件)前から、「モノ言う株主」として代表の村上世彰氏が注目された。資産や余剰金があり...

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