シャープ(6753)が連日の安値、鴻海の払い込み予定価格88円を割り込む
シャープ(6753)が3日続落。連日で年初来安値を更新し一時、前週末比5円(5.4%)安の87円まで売られている。29日引け後に発表した17年3月期第1四半期の連結決算は、最終損益が274億5200万円の赤字(前期は339億8200万円の赤字)となった。赤字幅が縮小しているものの、引き続き大幅な赤字となっており、嫌気されている。
ディスプレイデバイス(亀山・三重工場の建設仮勘定・ソフトウエア等)などの減損損失15億600万円を計上したことなどが響いた。
きょうの下落で、鴻海(ホンハイ)精密工業が予定する出資の1株あたりの払い込み価格である88円を下回っていることから、買収交渉が振り出しに戻るのではないかとの懸念が出ているようだ。
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