低位バイオ株の魅力はテンバガー可能性
今年はバイオ関連株、医薬品関連株の上昇が目立つ相場が続いている。「テンバガー バイオ株」は個人投資家に人気があり、億単位の利益をもたらし億り人(おくりびと)になった投資家も少なくない。
特にバイオ企業は先行研究に投資して赤字が続きながらも、将来性への期待感から買われて株価が掲載されているケースが多い。新薬開発の材料が株価変動に大きく影響を与えるので、臨床試験開始、離床試験結果、米FDA承認申請などが株価上昇の起爆剤となる。
そーせいグループ株価予想のチャート分析
SMBC日興証券チーフテクニカルアナリスト吉野豊氏が2021年9月28日付け「テクニカル分析 そーせいグループ(4565) 2018年末からの底固めが終わり、上昇基調へ転換か」というそーせいグループ株価チャート分析レポートを発行した。
レポート要旨
- 2016年の最高値からの急激な反動安は748円(2018/12/25)で一巡
- 二番底固めを終えて、9月初めの時間帯を境に上昇基調へ転換か
- 先行き2,890円~3,100円か3,650円処、もしくはそれ以上への上昇も
最高値6,545円から748円まで株価下落
そーせいグループ株価が最高値を記録したのが2016年5月9日 6,545円、そこから急激な反動安が始まり2018年12月25日 748円まで株価下落が続いた。
748円で底打ち株価反騰第1波で2019年8月5日 2,794円で天井打ち、その後下値模索で2020年3月13日 1,051円まで株価下落した。
参考チャート提供元:マーケットスピード
チャート分析で前回の安値748円を割り込まず1,051円で下げ止まったことが重要視される。チャートの見方のひとつに価格抵抗帯、下値の節目と意識されるからだ。
吉野豊氏は「二番底固めが終わり」と評価しているのも、こうしたチャートの見方をしているからだろう。
そーせいグループ株価今後の見通し
テクニカルアナリスト吉野豊氏は「大規模な反動安の後の二番底固めが終わり上昇基調へ転換か」という基本波動を解説している。
今後、2021年1月22日につけた2,104円を上抜くと、2020年3月安値1,051円から短期波動の右肩上がりが継続してると確認され、まずは2,410円処げ株価上昇する公算が大きいと解説。
さらに2,410円の節目を上抜けばその後早い時期に2019年8月5日につけた2,794円を抜いて「小勢二段目の上昇波動に移行」が確認され、2,890円~3,100円処へ上昇するとみられるとしている。
そーせい株価4,840円へ上昇も
ベストシナリオだと思うが、レポートの最後に2022年に3,100円処の節目を上回り株価上昇した場合、3,650円処か場合によっては4,840円処へ、そーせいグループ株価が上昇する可能性があろうと締めくくっている。
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