6月相場見通しと参考銘柄
【証券ジャパン】
見通しでは、6月中旬以降の東京市場は戻りを試す動きが続くものの、上値の重さも意識されると指摘。欧州情勢や米通商政策、国会会期末を控えた国内政局など不透明要因が燻り、上値はやや抑えられやすいものの、為替市場の落ち着きや国内機関投資家の押し目買い需要などを背景に、概ね堅調な展開になると解説。日経平均は5月21日高値23050円を抜ければ、2月5日に空けた窓23122円を埋め、1月23日高値24129円を目指す可能性が出てくると予想。参考銘柄として、ヤクルト、日本信号、堀場製作所、三菱ロジを紹介しています。
【クレディスイス】
半導体製造装置セクターのレポートでは、DRAM設備投資凍結、NAND装置搬入計画の遅延が見られ、各社とも19.3期業績計画下方修正リスクが高まると予想。19年投資計画でも、現在建設中の新規工場の立ち上げ計画の見直しなどが今後出てくるとみて、19年半導体前工程装置は前年比11%減の450億ドルと予想。今後設備投資計画の下方修正や業績計画下方修正など具体的な事例が顕在化しそうなことから、慎重な投資スタンスを提案。選好順位を、スクリーン>ディスコ>東京エレクトロン>アドバンテストの順に設定しています。
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【東海東京】
工作機械セクターのレポートでは、スマホ関連の大口受注は、18年2月まで案件があったものの3月以降は減少、5月以降はほぼゼロになっているため、これ以上は下がらないと指摘。一般機械や自動車関連の受注は堅調に推移するとみて、工作機械関連銘柄の株価下落は行き過ぎ、リバウンドのきっかけは「4~6月決算発表待ち」と解説。受注残高が積み上がっているため、4~6月の売り上げは落ち込まないと想定し、産業機械に強いオークマと割安感が強まっているソディックにポジティブな見解を示しています。
【みずほ】
中小型株のレポートでは、7月にかけての業績上方修正期待などを背景に、外国人投資家の日本株買い戻しが進むため、大型株が中小型株をアウトパフォームすると予想。注目銘柄として、CKDとジャパンティッシュを、参考銘柄として、RSTechnologies、東洋合成、ジャパンマテリアル、信和、リテールパートナーズ、アクシアルリテイリング、アグレ都市、イマジカロボット、セーレン、リオン、SHOEI、アイスタイル、ニッポン高度紙、有沢製作所、澁谷工業、レック、みちのく銀行をピックアップしています。
【大和】
ヘルスケアセクターのレポートでは、時価総額の大きな企業を中心に会社発表・新年度の業績見通しが全般的にネガティブと指摘。バリュエーション水準が既に高位にあることを勘案すると大きな魅力はないとみて、直ちにエントリーする必要性は乏しいと判断。セクター判断を「中立」から「弱気」に引き下げ。注目銘柄として、大型株の中ではオリンパス、中小型株の中ではシップヘルスケアを紹介していきます。
【クレディスイス】
不動産セクターのレポートでは、金融政策に変化がない場合、賃料上昇によってオフィスビルの価格上昇は続くと指摘。サービス産業のオフィス需要増加と、2020年から2022年の供給量減少が低い空室率につながるとみて、2023年末まで東京都心5区のオフィスビルの空室率は5%以下、2022年末まで賃料は前値比 3~5%程度上昇すると解説。個別では、住友不動産をトップピック推奨しています。
【JPモルガン】
不動産セクターのレポートでは、決算発表を受け、ファンダメンタルズは想定以上に底堅かった印象と指摘。オフィス大量供給による市況後退懸念が拭えるわけではないとしながらも、想定よりも底堅いファンダメンタルズは業績見通しの引き上げに繋がりやすいと解説。トップダウンアプローチでも、リフレ関連業種の代表格としてアウトパフォーム余地があると評価し、セクター判断「強気」を継続。個別では、三井不動産、住友不動産、東急不動産を買い推奨しています。
【三菱UFJ】
石油セクターのレポートでは、当面の注目点は原油価格と石油製品スプレッドの動向と指摘。直近の原油価格と石油製品平均スプレッドは高水準で推移、今の水準が継続すれば、石油各社の19.3期会社計画が上方修正される可能性があると解説。個別では、JXTGをトップピックに、昭和シェル石油と出光興産を買い推奨しています。
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