iPS細胞・再生医療関連銘柄、心筋シート移植手術の臨床研究計画

iPS細胞を使う再生医療関連銘柄

厚生労働省の再生医療等評価部会は、5月16日に大阪大学が申請しているiPS細胞から作成した心筋シートを重症心不全患者の心臓へ移植する世界初の臨床研究計画を条件付きで承認した。

iPS細胞（人工多能性幹細胞）から作成した心筋シートを移植すると、心臓の機能が改善して治療効果が期待されている。iPS細胞を使った再生医療は世界的に注目と期待されていることや、技術のある企業が研究開発に発展すると考えられる。

東海東京証券は5月17日付けのモーニングニュースレポートで、「iPS細胞を使う再生医療関連銘柄」に注目して、再生医療関連機器銘柄も含めて合計で12銘柄を紹介している。

iPS細胞を使う再生医療
第一三共(4568)	iPS細胞由来心筋シートの商業化を目的とした大阪大学発のベンチャー企業へ出資
ヘリオス(4593)	網膜色素上皮細胞浮遊液/加齢黄班変性
リプロセル(4978)	3次元臓器(肝臓)/肝移植代替

再生医療機器
大陽日酸(4091)	iPS細胞の凍結保存装置
テルモ(4543)	骨髄液分離装置や細胞増殖システムの開発・販売
日立製作所(6501)	自動培養装置の開発・販売
ソニー(6758)	細胞分析装置の開発・販売
川崎重工業(7012)	ロボット技術による細胞自動培養の開発・販売
島津製作所(7701)	治療用細胞の培養装置の開発
ニコン(7731)	iPS細胞の自動選別技術の開発
大日本印刷(7912)	再生医療用細胞シート培養フィルムの販売
ニッピ(7932)	培養材料の開発・販売