郷鉄工所倒産(東証二部上場)約束手形不渡り2回目で銀行取引停止

Market News

郷鉄工所倒産、上場廃止、約束手形不渡り

郷鉄工所約束手形不渡り

東証二部市場へ上場する郷鉄工所(6397)が2017年8月31日に第1回目の約束手形不渡り、9月1日に2回目の不渡りとなった。開示された資料では9月4日付けで郷鉄工所は取引金融機関との銀行取引停止となる見込みと公表している。

当座取引停止銀行
三菱東京UFJ銀行(大垣支店)
大垣共立銀行(本店)
滋賀銀行(大垣支店)
第三銀行(岐阜支店)
みずほ銀行(岐阜支店)
三菱UFJ信託銀行(名古屋法人営業部)
愛知銀行(岐阜支店)
十六銀行(本店)
岐阜信用金庫(林町支店)
あおぞら銀行(名古屋支店)
新生銀行(名古屋支店)

参考【無料登録】リアルタイムに最新情報をメールでお届け




不渡りになった約束手形の金額は1億800万円

会社側の説明によると、決済できずに不渡りになった約束手形の額面は1億800万円、振り出し先は株式会社寺嶋建築設計事務所、今後の借入を目的として降り出し先に預けておいた手形で、この手形を担保とした借り入れが実行されなかった為に、手形の取立に持ち込まないよう交渉したが、残念ながら不渡りとなったと説明している。

本件の約束手形以外に、借入を目的として振出した手形は平成29年8月31日期日で総額3億6400万円、9月1日期日以降の手形は総額11億4300万円あるとしている。

郷鉄工所は有価証券報告書の延長承認後の提出期限経過8営業日以内に、有価証券報告書の提出が出来なかった為に、8月10日付けで東京証券取引所と名古屋証券取引所で整理銘柄に指定されており、平成29年(2017年)9月11日付けで上場廃止が決定していた。

9月1日の株価は前日3円安の18円、寄り付きは19円で始まり20円が高値、安値18円で取引を終えている。通常、8月31日に第1回目の約束手形不渡りになっているので、売り気配から株価急落となっても不思議ではないのだが、案外値持ちが良く取引されて出来高は241万株となってた。

郷鉄工所不渡り2回目

参考郷鉄工所、東京証券取引所が再び「監理銘柄(確認中)に指定」
参考郷鉄工所(6397)上場廃止猶予期間入り、時価総額10億円未満になった為
参考約束手形不渡り(第2回目)に関するお知らせ

コメント

タイトルとURLをコピーしました