東芝「銀行団が2月末までの協調融資を継続する方向」
東芝(6502)が3日ぶりに反落。朝方は高い場面があったものの、ほどなく売り優勢となり、前日比11.1円(4.1%)安の257.8円まで売られている。現在は下げ渋っている。24日付の日本経済新聞朝刊で、「米原子力事業で巨額損失が発生する東芝に対し、三井住友銀行やみずほ銀行などの銀行団が2月末までの協調融資を継続する方向となった」と伝えられた。
報道によると、「3月以降の融資は、東芝の再建策を見極めたうえで改めて判断する」としている。それでも、雨後の筍のように次々と出てくるネガティブなニュースに、「この会社は本当に再生できるのか」という懸念は根強い。
一方で海外投資家は暴落する東芝株式を買い増ししているファンドがある、世界大手の資産運用会社ブラックロックは発行済み株数の5%超、2億1233万株を取得している。もっと驚くのは米キャピタル・リサーチ社が東芝株を3億株も保有している、1月20日に提出された5%ルール大量保有報告書では従来の保有株比率5.93%→7.11%へ増加しており、1月の株価暴落局面にもキャピタルリサーチ社は買い増ししていたようだ。
東芝レーティングを格下げしている証券会社が多い、ドイツ証券、CLSAキャピタル、JPモルガン、SMBC日興証券など投資判断の格下げや目標株価引き下げのアナリストレポートを発行している。唯一、マッコーリー・キャピタル証券はレーティング「アウトパフォーム」継続と強気の見方を示している。
参考東芝(6502)レーティング、マッコーリ、JPモルガン証券など
参考5%ルール大量保有報告書 東芝(6502)-ブラックロック・ジャパン(大量取得)
参考5%ルール大量保有報告書 東芝(6502)-キャピタル・リサーチ
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