大統領選挙の結果から5つの相場予想シナリオ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が米国大統領選挙後に5つの相場シナリオをレポートで紹介している。投票前の現時点ではクリントン候補の優勢が伝えられて、トランプ候補が最後の追い込みをかけていると報道されている。
11月9日、日本時間正午過ぎにはNYダウ先物700ドル安、日経平均先物1000円安、開票中計でドナルド・トランプ氏がヒラリー・クリントン氏よりも優勢との報道で株安となっている。
1)クリントン大統領・上院民主党・下院共和党
一番無難で投資家がホッとする結果、選挙前に売られてたショートカバーが買戻しされて、買い一巡後はもみ合いの動き。
2)クリントン大統領・上院下院が共和党
誕生直後からレームダック(任期中だが政治的影響力が無い)、何も決められずねじれ状況が続き、1より弱いリバウンド悟に停滞相場。
3)トランプ大統領・上院民主党・下院共和党
トランプショックで売られる、米国よりもアジアや特にメキシコを中心とする中南米で株価通貨のインパクト大となる。TPP拒否、報復関税、保護貿易主義、不法移民不可の大統領。
4)トランプ大統領・上下院共和党
日本にとっては悪魔のシナリオ、駐留米軍の経費全額負担、報復関税リスクから主要輸出企業は米国内での生産ラインを増産、日経平均株価は2月・6月安値を意識、日銀ETFは評価損を意識。
5)カウンターシナリオ
4番で短期急落予想の日本株だが、トランプ大統領が改革者として予想外に評価された場合、一発逆転のV字型回復シナリオを描けないわけではない。
米国大統領選挙後の注目株クリントン・トランプ共通インフラ投資関連
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このコーナーの記事は「アナリストレポート拾い読み」コンテンツから抜粋しています。
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