日本株投資ウェイト比率を引き下げ
クレディスイス証券が日本株投資ウェイトを「オーバーウェイト」から「ベンチマーク」に引き下げ、日本で最も投資妙味が高い銘柄を選別したベスト・アイデア14銘柄を発表した事がマーケット関係者の間で注目されている。
海外勢は9週連続で日本株売り越し、累計7兆8000億円にも上り、2015年8月のチャイナ・ショック時点の売り越し額、6兆9000億円を上回っている。
日本経済新聞3月16日付け朝刊に「日本株、海外勢はどう見る、ゴールドマン・サックス証券アジアパシフィック株式営業共同統括ベンジャミン・ファーガソン氏。」という記事で、「昨年までは強気な見方が多かったが、180度変わった印象だ。」とコメントされている点は、日本株見通しに重要な参考意見と言えよう。
クレディスイス・グローバル株式ストラテジストは日本株のウェイトを小幅引き下げ、4つの理由を述べている。1)グローバルPMIがピーク打つとき人日本市場は世界で最も影響を受けやすい、2)日銀がQE(量的緩和縮小)に向かっている、3)円高の継続が予想される、4)日本経済は円相場に左右されており、日本市場への楽観論が弱まった、銘柄選択の重要性が高まっている。と解説しています。
日本のベスト・アイデア14銘柄
クレディスイス投資評価「OutPerfom(アウトパフォーム)」の銘柄の中から、株式調査部が最も推奨する上位銘柄を抽出。日本株ベスト・アイデア14銘柄を選別・推奨リスト。
証券コード | 銘柄名 | 株価(3/20) | 投資評価 | 目標株価 |
7269 | スズキ | 5,660 | Outperform | 7,200 |
7244 | 市光工業 | 1,126 | Outperform | 1,300 |
6301 | コマツ | 3,556 | Outperform | 5,500 |
6594 | 日本電産 | 16,415 | Outperform | 20,000 |
6752 | パナソニック | 1,647 | Outperform | 2,200 |
6723 | ルネサスエレクトロニクス | 1,129 | Outperform | 1,710 |
3436 | SUMCO | 3,030 | Outperform | 4,000 |
6098 | リクルートホールディングス | 2,496.50 | Outperform | 3,500 |
7974 | 任天堂 | 48,230 | Outperform | 70,000 |
1925 | 大和ハウス工業 | 4,081 | Outperform | 5,300 |
8830 | 住友不動産 | 3,850 | Outperform | 4,700 |
4565 | そーせいグループ | 8,850 | Outperform | 14,100 |
4578 | 大塚ホールディングス | 5,241 | Outperform | 6,500 |
4543 | テルモ | 5,420 | Outperform | 6,900 |
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