2020年9月の見通し投資戦略と投資環境
9月の見通し投資戦略と投資環境
三菱UFJモルガンスタンレー証券は9月の見通しに、物色動向の変化に留意と挙げた。8月の物色動向はTOPIX17業種すべてが上昇したが、高値圏のグロース業種、ディフェンシブ業種は戻り売りが目立ち伸び悩み、新型コロナウイルス影響で落ち込んだ業種企業株価には底堅い動きが目立ったと解説。
日本国内景気見通しは緩やかに回復するシナリオで、米国では8月の製造業PMIは53.6とコロナ渦前の水準まで回復している点に注目。新型コロナ感染者数第2波もピークアウトしたと分析して、米国株はS&P500が過去最高値を更新、日経平均株価も出遅れて上昇している。
政治的リスクイベントでは、米国大統領選挙に注目。株式アノマリーで「アメリカ大統領選挙の年は選挙1か月前頃に株価調整する傾向が見られる」としており、米国大統領選挙が株式相場に意識される可能性も触れている。
2020年9月の選定銘柄
日本水産(1332)
コムシスホールディングス(1721)
ライト工業(1926)
明治ホールディングス(2269)
綜合警備保障(2331)
スシローグローバルホールディングス(3563)
TIS(3626)
レンゴー(3941)
信越化学工業(4063)
インフォコム(4348)
エーザイ(4523)
三和ホールディングス(5929)
SMC(6273)
アンリツ(6754)
ソニー(6758)
キーエンス(6861)
太陽誘電(6976)
トヨタ自動車(7203)
島津製作所(7701)
コメリ(8218)
銘柄入替
前月号から除外銘柄
ヤクルト本社(2267)
新製品発売とコスト削減効果があるもコロナウイルス・パンデミックの2020年4月~6月の中国国内での販売数量が物足りない結果となった。
オプトラン(6235)
受注モメンタムが弱く業績面で、通期計画達成の不透明感が増した。
前月号から採用銘柄
ALSOK(2331)
新型コロナウイルス渦でも業績面が底堅く、クオリティとリビジョンの高さ、βの低さに注目。
明治ホールディングス(2269)
機能性ヨーグルト「R-1」、「LG21」などが伸びており、運動不足解消目的のスポーツ栄養ドリンク・食品も好調。
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