中国株が底打ちしたら日本株サマーラリー
アメリカが中国からの輸入品に関税を引き上げるという、「米中貿易摩擦」を警戒して6月から7月上旬まで株式市場は下落基調を辿ったが、トランプ大統領が実際に関税引き上げ開始宣言してから株式市場は上昇トレンドに転換した。
米国調金金利上昇を受けて為市場はドル高・円安となり1ドル=113円台、日経平均株価は7月4日安値2万1462円95銭を底値に、7月18日高値2万2949円32銭まで8営業日で1486円37銭の上昇となった。
SMBC日興証券ストラテジー・マンスリー8月号では、米中貿易戦争の号砲が鳴り響いた後に株式市場は上昇・為替が円安となり「居心地の悪いリスクオン」だが、貿易戦争の不透明感よりも実体経済の好調さが勝ったと織り込まれたのだろうと分析。
外需関連株と金利敏感株を拾う投資戦略
懸念の「本尊」は中国景気、克服できればサマーラリーもあり得ると指摘しており、市場は貿易戦争の勝者は米国、敗者は中国と織り込みつつ相場が動き、昨年強い動きだった中国関連株は今年は売られていると解説。
外需株を拾う場合の優先順位は米国関連銘柄、中国関連銘柄は下落してバリュエーション低下したことでリバウンドが最も大きくなる可能性があるが、中国株の底入れを見極める必要がある。そして金利敏感株には「持たざるリスク」が台頭してきたという。
8月のターゲットリスト新規7銘柄採用
世界景気の環境変化を見越して8月の注目株・参考銘柄として関心が高い「8月のターゲットリスト」は、新規採用8銘柄を入替している。同証券では選定理由に「株価の二極化が著しいため、ファンダメンタルズ対比で株価にダウンサイドよりもアップサイドが大きい銘柄を選定した」と説明されている。
日銀金融政策変更の思惑から金利敏感な銀行株のコア、三菱UFJフィナンシャル・グループが採用され、運賃値上げから収益改善の日本通運、業績改善期待からリログループは短期・長期でのカタリストを持ち安心感があるとし、コナミホールディングスは好調なゲームセクターの出遅れ銘柄と選定理由を挙げている。
SMBC日興ストラテジー・マンスリー8月号 | 株価(7/27) | |||
2267 | ヤクルト本社 | New | 食品 | 8250 |
4921 | ファンケル | New | トイレタリー化粧品 | 5630 |
6301 | コマツ | 機械造船プラント | 3441 | |
6758 | ソニー | 民生用エレクトロニクス | 5966 | |
6902 | デンソー | 自動車部品 | 5632 | |
8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | New | 銀行 | 692 |
8876 | リログループ | New | サービス・レジャー | 3075 |
9062 | 日本通運 | New | 運輸倉庫 | 7590 |
9613 | NTTデータ | New | ITサービス | 1288 |
9766 | コナミホールディングス | New | エンターテイメント | 5300 |
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