タカタ民事再生法、月内にも法的整理へ
エアバッグリコール問題で経営再建中だったタカタが6月中に、民事再生法を東京地裁に申し立てると複数のメディアが報じた。東京証券取引所は真偽の確認の為に、タカタ株式を一時売買停止する見込み。
タカタは再建スポンサーとの間で、私的整理か法的整理か交渉が続いていた。スポンサー側は法的整理を求め、タカタ経営陣は私的整理を求めていた。タカタ経営再建スポンサーのキー・セイフティー・システムズ(親会社は中国の寧波均勝電子)は法的整理を強く希望、取引先の自動車メーカーもKKS(キー・セイフティー・システムズ)の提案に同意したことで、タカタ経営陣は法的整理を受け入れることになった。
エアバッグリコール費用は1兆3000億円の見込み、エアバッグ異常破裂で死亡者は米国内で11人(2016年10月末まで)、リコール対象製品は世界で1億個になるという。タカタ米国子会社は月内にチャプター11(米連邦破産法11条の適用)を申請する見通し。タカタ本社も月内に東京地方裁判所へ民事再生法を申請する見通しになっている。
KKSは新会社を設立して、シートベルト、エアバッグ世界シェア2割のタカタ製造事業を1800億円で買い取り、リコール債務は旧タカタに残し、新会社はリコール債務を引き継がないで事業を継続する計画になっている。
タカタ(7312)の負債総額は1兆円を超え、製造業としては戦後最大の負債総額となる。
タカタ法的整理報道を嫌気ストップ安、一時売買停止措置で投資家不安
タカタ「新旧分離型の法的整理案を検討」 タカタ(7312)が午前8時20分から売買停止となった、東京証券取引所は日本経済新聞4月27日付け朝刊が報じた「新旧分離型の法的整理案を検討している」の真偽確認の為にタカタ株売買停止した。 午後1時2...
タカタ今後は法的整理か再建スポンサー次第で上場廃止が防げるか注目
タカタ再建ニュースで株価乱高下 2月6日週明けの東京株式市場では経営再建中のタカタ(7312)が売り気配から始まり、大引けにストップ安売り気配比例配分となった。出来高は45万700株で、売り注文23万4300株が約定できずに残った。 この日...
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