レッド・プラネット・ジャパン継続企業の前提に関する注記の記載解消

レッドプラネットホテル Market News

レッド・プラネット・ジャパン成長株の可能性

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レッド・プラネット・ジャパン(3350)コーポレートサイト

レッド・プラネット・ジャパン(3350)が2月14日に予定してた決算発表を延期して17日に発表した。2016年12月期決算実績は売上高52億2900万円、営業利益7億8600万円の赤字、最終利益は15億4600万円の赤字だった、これで4期連続の営業利益赤字になる。

レッド・プラネット・ジャパン株価は無事に決算発表が出来たことをポジティブに受けとめ値上がりした。17日は前日比4円高の37円、出来高は2486万2800株と前日の192万9100株から10倍以上の出来高急増となった。

物色された背景には決算内容は赤字はば縮小(27億6000万円の赤字→15億4800万年の赤字)と、「継続企業の前提に関する注記」の記載解消を発表したことがポジティブ材料視された。

12時決算発表から株価上昇、動意づく

レッド・プラネット・ジャパン決算発表後のチャート

2月17日、午後12時に赤字幅縮小の決算発表と「継続企業の前提に関する注記」の記載解消を発表したことで物色された。株価は出来高を伴って急上昇、前日比4円高の37円となった。超低位株とこれまでの業績が赤字だったことで短期投機筋の売買が中心のような様子。

一般的に機関投資家は50円以下の株価になっている企業や、無配当、連続赤字、社名がコロコロ変わる企業などへの投資を社内規制で禁じられているところが多く、こうした銘柄の売買は個人投資家や事情通などが大半を占める。

レッド・プラネット・ジャパン株価チャート
レッド・プラネット・ジャパン株価チャート:ヤフーファイナンス

レッドプラネットジャパン次期の見通し

ディストリビューション事業(インディーズCD・DVDなど音楽事業)、飲食事業の譲渡を決定、構造改革により次期平成29年12月期はホテル事業のみになる。現在主力のホテル事業は既存3ホテルが順調、新たに名古屋、北海道札幌、神奈川県横浜にホテル新築予定。

平成28年7月に特別目的会社(SPC)を介して、「レッドプラネット名古屋錦(仮称)」を建設着工、北海道札幌、神奈川県横浜にホテル用地を確保している。

客室稼働率

平成27年9月期(参考)% 平成28年12月期(%)
レッドプラネット那覇 沖縄
88.8 91.9
ホテルロイヤルオーク五反田
96.9 93.3
レッドプラネット浅草 東京
75.6 83.8
合計 91.4 89.4

平均客室単価

平成27年9月期(参考)円 平成28年12月期(円)
レッドプラネット那覇 沖縄
6,998 8,475
ホテルロイヤルオーク五反田
7,629 8,149
レッドプラネット浅草 東京
11,415 11,399
合計 7,623 9,358

 

レッドプラネット親会社はゴールドマンサックスから出資受け

レッドプラネットジャパン株価が30円台なのでボロ株かと思ったら、発行済み株式の約36%を保有する筆頭株主のレッドプラネット ホールディングス(シンガポール)の親会社、レッドプラネットジャパンの親会社でもあるレッドプラネットホテルズ・リミテッド(ケイマン諸島)は、日本、フィリピン、タイ、インドネシアで低価格ホテルを運営している大きな企業。

2016年9月28日開示情報によると、ゴールドマンサックスから7000万ドル(79億円)の出資を受け、今後の成長が見込めるアジア諸国でのホテル事業拡大に投資していくとしています。

レッドプラネット・ホテルズ・リミテッド(ケイマン諸島)
レッドプラネット ・ホールディングス(シンガポール)
レッドプラネット・ジャパン(上場企業)
レッドプラネット・インドネシア(上場企業)

参考レッド・プラネット・ホテルズ・リミテッドゴールドマン・サックスからの出資を受けてアジアでの展開を加速

元々は店頭登録ダイキサウンドが社名変更してフォンツ・ホールディングスになり、平成25年12月25日にシンガポールのレッドプラネット ・ホールディングスが出資して親会社になった。ダイキサウンドの手掛けてたインディーズCD・DVDなど事業からレッドプラネットホテル事業に転換、今期からは不採算事業を譲渡してホテル事業を拡大していく計画になっている。日本国内では名古屋、横浜、札幌に新規ホテル建設予定(名古屋は建設着工)、海外ではフィリピン、タイ、インドネシアにホテル建設を進めている。

レッドプラネット・ジャパンの株価が37円なので軽視してたが、背景にあるグループ企業はゴールドマンサックスが出資するほどの実力を持っている企業。Oakキャピタルに第三者割当増資をしており発行済み株数が増えて1株利益の希薄化、過去の事業で4期連続営業赤字が低位株になっている要因だが、これはひょっとすると変貌企業になるかもしれない。

日本国内で新規ホテル3か所建設予定、インドネシア株式市場で上場、ゴールドマンサックスが79億円出資、アジア各国で26件のホテルを所有・運営していることを考慮すると、先行き可能性が無い企業の計画ではないし、ゴールドマンが出資するのは大きな信用を高める材料とも感じられる。

沿革:http://www.redplanetjapan.com/jp/media_centre

 

レッド・プラネット・ホテルズ

レッドプラネットホテル企業情報

レッド・プラネット・ホテルズ・リミテッドはインドネシア・ジャカルタとと京に拠点を置き、低価格ホテル(バリューホテル)分野に特化した企業。2010年設立でインドネシアと日本で株式公開している、Red Planet Indonesia社(証券コード:PSKT:IJ)と株式会社レッド・プラネット・ジャパン(証券コード:3350)。

当社は、計4118室、26軒のホテル、内24軒はレッドプラネットブランド(フィリピンに10軒、インドネシアに7軒、タイに5軒、日本に4軒)を所有・運営しています。既存のホテルの買収や新規ホテルの開発を通じてポートフォリオを成長させ続けています。

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ホテルロイヤルオーク五反田

レッドプラネット浅草 東京

 

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