任天堂「Nintendo Switch」3月3日新発売
足元の任天堂株価は3月3日に新発売「Nintendo Switch」への期待感から買われ値上がりしている。株価は2日終値2万2875円から8日高値2万5320円まで2445円の上昇となった。
SMBC日興証券が毎週公開している、個人投資家売買代金買付けランキング銘柄に12週以上も連続ランキングに入っており個人投資家が任天堂株価が低迷しているタイミングで買っていることが判明している。
みずほ証券、任天堂目標株価を引き下げ(3月3日)
証券アナリストの任天堂株価の見通しはというと、個人投資家とは一致していないようだ。3月3日、任天堂スイッチが発売された日にみずほ証券からリリースされたアナリストレポートでは「任天堂、DeNAの目標株価を引き下げ」ということが市場関係者の間で注目された。
みずほ証券のアナリストレポートによると、Nintendo Switchが日本、米国、欧州主要国で発売されるがローンチタイトルの不足感と、本体価格を考えると「Will Uと3DSの悪夢」の記憶も頭を過るとして、任天堂の目標株価を3万5000円→3万4000円に引き下げ、投資判断「買い」を継続としている。
また4月28日発売の「マリオカート8デラックス」、今春発売予定の「ARMS」の発売時期には期待感からスイッチ期待で株価好転に向かうと予想をしているという内容のレポートだった。
大株主の海外投資家が任天堂株を売却へ
任天堂の大株主のキャピタルリサーチが保有株を再び一部売却していることが5%ルール大量保有報告書で判明した。3月10日に提出された最新資料によると、キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントは投資先の任天堂株式を1614万5749株保有、発行済株式の12.64%から11.40%に比率が下がっている。
キャピタル・リサーチは米国の大手資産運用会社、キャピタルグループとして昔から大きな資金を日本株式市場で投資していることで有名。このキャピタル・リサーチが任天堂株式を市場で保有株売却をしていることで、利益確定の売却が今後も続き上値を抑える要因になる注目されている。
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